食糧管理特別会計法の改正案は、主に三点の改正を含む。第一に、食糧証券及び借入金等の限度額を千二百億円から千五百億円に引き上げる。これは、主要食糧の買入数量が当初計画を上回り、買入価格も予定より約一割高く決定されたため、十二月末の所要資金が千四百三十億円に達する見込みとなったためである。第二に、食糧買入代金支払事務の整備として、支払資金の交付方法を改善し、農業会解散に伴う条文の整理を行う。第三に、食糧確保臨時措置法に基づき設置された農業調整委員会の費用負担金を、今年度に限りこの会計の所属とする措置を講じる。
参照した発言:
第3回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号