大蔵省預金部特別会計の昭和23年度5月分の歳出は、人件費・事務費、預金利子、他会計への繰入金、給与特別措置費等で計1億2,991万7千円を要する。一方、預金部資金運用による利子や有価証券償還益金等の固有の歳入は752万2千円であり、差引き1億2,239万5千円の歳入不足が生じている。この不足分は会計の性質や健全財政の観点から一般会計から繰入れることが適当と考えられる。そのため、現行法で規定されている繰入金の限度額を1億2,239万5千円引き上げる必要があり、法律の改正を提案するものである。
参照した発言:
第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第19号