蚕糸調査会官制
法令番号: 勅令第百六十四號
公布年月日: 昭和21年3月25日
法令の形式: 勅令
朕蠶絲調查會官制ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年三月二十三日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
農林大臣 副島千八
勅令第百六十四號
蠶絲調查會官制
第一條 蠶絲調查會ハ農林大臣ノ管理ニ屬シ左ノ事務ヲ掌ル
一 蠶絲業ニ關スル技術ノ綜合指導
二 生絲ノ檢查及格付方法ノ改善ニ關スル指導
三 輸出生絲ノ種類、纖度、品位等ニ關スル調查及指導
四 海外ニ於ケル生絲需要ノ調查
調查會ハ前項ノ外關係各大臣ノ諮問ニ應ジテ蠶絲業ニ關スル重要事項ヲ調查審議ス
調查會ハ前項ノ事項ニ付關係各大臣ニ建議スルコトヲ得
第二條 調查會ハ會長一人及委員三十人以內ヲ以テ之ヲ組織ス
前項ノ定員ノ外必要アル場合ニ於テハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第三條 會長ハ農林次官ヲ以テ之ヲ充ツ
委員及臨時委員ハ農林大臣ノ奏請ニ依リ關係各廳高等官、蠶絲業關係者及學識經驗アル者ノ中ヨリ內閣ニ於テ之ヲ命ズ
蠶絲業關係者及學識經驗アル者ノ中ヨリ命ゼラレタル委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第四條 會長ハ會務ヲ總理シ所部ノ職員ヲ指揮監督ス
會長事故アルトキハ農林大臣ノ指名スル委員其ノ職務ヲ代理ス
第五條 調查會ニ專門ノ事項ヲ調查セシムル爲專門委員ヲ置クコトヲ得農林大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ズ
第六條 會長必要アリト認ムルトキハ專門委員其ノ他適當ト認ムル者ヲシテ會議ニ出席シ意見ヲ述ベシムルコトヲ得
第七條 調查會ニ左ノ職員ヲ置ク
調查官 專任二人 奏任
技師 專任二人 奏任
技手
專任七人 判任
第八條 前項ノ職員ノ外農林大臣ノ奏請ニ依リ關係各廳高等官ノ中ヨリ內閣ニ於テ調查官ヲ命ズルコトヲ得
第九條 調查會ニ蠶絲ニ關スル試驗研究ヲ爲サシムル爲研究員ヲ置クコトヲ得會長之ヲ委囑ス
第十條 調查官ハ會長ノ命ヲ承ケ調查ヲ掌ル
第十一條 技師ハ會長ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第十二條 屬ハ上司ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第十三條 技手ハ上司ノ指揮ヲ承ケ技術ニ從事ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
蠶絲委員會官制ハ之ヲ廢止ス
高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十四條中「水產講習所生徒主事」ノ次ニ「蠶絲調查會調查官」ヲ加フ
朕蚕糸調査会官制ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年三月二十三日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
農林大臣 副島千八
勅令第百六十四号
蚕糸調査会官制
第一条 蚕糸調査会ハ農林大臣ノ管理ニ属シ左ノ事務ヲ掌ル
一 蚕糸業ニ関スル技術ノ綜合指導
二 生糸ノ検査及格付方法ノ改善ニ関スル指導
三 輸出生糸ノ種類、繊度、品位等ニ関スル調査及指導
四 海外ニ於ケル生糸需要ノ調査
調査会ハ前項ノ外関係各大臣ノ諮問ニ応ジテ蚕糸業ニ関スル重要事項ヲ調査審議ス
調査会ハ前項ノ事項ニ付関係各大臣ニ建議スルコトヲ得
第二条 調査会ハ会長一人及委員三十人以内ヲ以テ之ヲ組織ス
前項ノ定員ノ外必要アル場合ニ於テハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第三条 会長ハ農林次官ヲ以テ之ヲ充ツ
委員及臨時委員ハ農林大臣ノ奏請ニ依リ関係各庁高等官、蚕糸業関係者及学識経験アル者ノ中ヨリ内閣ニ於テ之ヲ命ズ
蚕糸業関係者及学識経験アル者ノ中ヨリ命ゼラレタル委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第四条 会長ハ会務ヲ総理シ所部ノ職員ヲ指揮監督ス
会長事故アルトキハ農林大臣ノ指名スル委員其ノ職務ヲ代理ス
第五条 調査会ニ専門ノ事項ヲ調査セシムル為専門委員ヲ置クコトヲ得農林大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ズ
第六条 会長必要アリト認ムルトキハ専門委員其ノ他適当ト認ムル者ヲシテ会議ニ出席シ意見ヲ述ベシムルコトヲ得
第七条 調査会ニ左ノ職員ヲ置ク
調査官 専任二人 奏任
技師 専任二人 奏任
技手
専任七人 判任
第八条 前項ノ職員ノ外農林大臣ノ奏請ニ依リ関係各庁高等官ノ中ヨリ内閣ニ於テ調査官ヲ命ズルコトヲ得
第九条 調査会ニ蚕糸ニ関スル試験研究ヲ為サシムル為研究員ヲ置クコトヲ得会長之ヲ委嘱ス
第十条 調査官ハ会長ノ命ヲ承ケ調査ヲ掌ル
第十一条 技師ハ会長ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第十二条 属ハ上司ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第十三条 技手ハ上司ノ指揮ヲ承ケ技術ニ従事ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
蚕糸委員会官制ハ之ヲ廃止ス
高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十四条中「水産講習所生徒主事」ノ次ニ「蚕糸調査会調査官」ヲ加フ