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(大東亜戦争ニ関スル海軍戦時給与規則等ノ特例中改正ノ件)
法令番号: 勅令第五百二十六號
公布年月日: 昭和19年8月26日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
海軍給与令
改正:
(今次ノ戦争ニ関スル海軍戦時給与規則等ノ特例)
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕大東亞戰爭ニ關スル海軍戰時給與規則等ノ特例中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年八月二十五日
內閣總理大臣 小磯國昭
海軍大臣 米內光政
大藏大臣 石渡莊太郞
勅令第五百二十六號
大東亞戰爭ニ關スル海軍戰時給與規則等ノ特例中左ノ通改正ス
第三號第一項中「額ニ付テハ」ノ下ニ「俸給ノ十分ノ二十ヲ超エザル範圍內ニ於テ」ヲ加フ
第四號ヲ左ノ如ク改ム
四
豫備員候補者ニシテ戰地ニ在ルモノ若ハ派遣セラルルモノ又ハ戰地ニ在ラザルモ特別ノ命令ニ依リ對敵ノ行動ヲ取ル艦船部隊ニ屬スルモノニハ海軍大臣ノ定ムル所ニ依リ豫備員候補者ノ手當ノ十分ノ五以內(戰地ニ在ル海軍ノ部隊及其ノ他ノ各部ニ屬スル者ニ在リテハ十分ノ十五以內)ノ增給ヲ給ス
海軍戰時給與規則第三條乃至第五條、第七條、第八條及第十七條ノ規定ハ前項ノ增給ニ之ヲ準用ス
同號ノ次ニ左ノ五號ヲ加フ
四ノ二
軍人戰鬪其ノ他ノ戰爭ニ關スル公務ニ起因スル傷痍疾病ニ因リ待命ヲ命ゼラレタルトキハ待命中俸給ノ十分ノ二以內ノ公務傷病手當ヲ給スルコトヲ得
前項ニ規定スル者同項ニ規定スル傷痍疾病ニ因リ更ニ休職ヲ命ゼラレタルトキハ休職中俸給ノ十分ノ四以內ノ公務傷病手當ヲ給スルコトヲ得
四ノ三
士官、特務士官及准士官竝ニ豫備准士官ニ給スベキ初任手當ニ付テハ左ノ各號ノ定ムルモノニ限リ海軍給與令第五十五條及第十表ノ規定ニ拘ラズ當該各號ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
特務士官若ハ准士官ニ任用シタル場合又ハ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル場合(海軍武官進級令第二十一條乃至第二十二條ノ規定ニ依リ進級シタル場合ヲ除ク)ニ於テハ其ノ際初任手當トシテ四百圓ヲ支給ス但シ准士官ヨリ特務士官ニ任用シタル場合及豫備准士官ヨリ准士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手當ハ之ヲ給セズ
(ロ)
海軍武官進級令第二十一條乃至第二十二條ノ規定ニ依リ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル場合ニ於テハ其ノ際初任手當トシテ二百圓ヲ支給ス
(ハ)
豫備士官若ハ豫備准士官ニ任用シタル場合又ハ豫備下士官ヨリ豫備准士官ニ進級シタル場合ニ於テハ其ノ際初任手當トシテ二百圓ヲ支給ス但シ豫備准士官ヨリ豫備士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手當ハ之ヲ給セズ
(ニ)
前二號ノ規定ニ依リ初任手當ノ支給ヲ受ケタル者引續キ召集中ナルトキ又ハ初メテ召集セラレ勤務ニ服スルトキハ一囘限更ニ初任手當トシテ二百圓ヲ支給ス
(ホ)
特務士官又ハ豫備士官ヨリ士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手當ハ之ヲ給セズ
四ノ四
軍人軍屬ノ俸給、給料、諸加俸(海軍給與令第三章ニ規定スル加俸及航空加俸ヲ謂フ以下之ニ同ジ)、增俸、公務傷病手當及臨時手當竝ニ豫備員候補者ノ手當及增給ノ支給ニ付テハ左ノ各號ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
月ノ十六日以後ニ於テ其ノ月分ヲ給ス但シ必要アルトキハ適宜ノ時期ニ於テ其ノ月分ヲ給スルコトヲ得
(ロ)
艦船ノ破壞沈沒其ノ他公務上非常ノ災害ニ因リ特ニ必要アルトキハ一月分ノ前金拂ヲ爲スコトヲ得
四ノ五
海軍戰時給與規則第二條第一項又ハ本令第四號第一項ノ規定ニ該當スル者ニ給スル俸給、給料、諸加俸、增俸及臨時手當竝ニ豫備員候補者ノ手當及增給ノ支給ニ付テハ前號ノ規定ニ依ルノ外左ノ各號ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
必要ニ應ジ其ノ月分ヲ含ム三月分以內ニ於テ前金拂ヲ爲シ又ハ翌月以後適宜ノ時期迄之ガ支給ヲ繰延ブルコトヲ得
(ロ)
當該軍人軍屬又ハ豫備員候補者死亡シタルトキハ死亡判明ノ日ノ屬スル月分迄之ヲ給スルコトヲ得
四ノ六
軍人軍屬又ハ豫備員候補者死亡シタルトキハ其ノ前金拂ヲ受ケタル俸給、給料、諸加俸、增俸及臨時手當竝ニ豫備員候補者ノ手當及增給ハ前金拂ノ日ノ現在ニ於テ受クベキ額ニ依リ其ノ前金拂ニ係ル月分迄之ヲ給スルコトヲ得
第五號ノ二中「手當」ヲ「增給」ニ改ム
第六號中「又ハ第十條」ヲ削リ同號ノ次ニ左ノ二號ヲ加フ
六ノ二
海軍戰時給與規則第十條ノ規定ハ之ヲ適用セズ
六ノ三
海軍戰時給與規則第九條ノ規定ハ豫備ノ軍籍ニ在ル准士官以上ニシテ召集ニ應ジ就職スルモノニモ適用アルモノトス此ノ場合ニ於テ同條ノ規定ニ依リ豫備士官及豫備准士官ニ支給スル手當金ノ額ハ官階ヲ同ジクスル士官及准士官ニ付別表第一表ノ定ムル額ニ依ル
第七號ヲ左ノ如ク改ム
七
軍人軍屬及豫備員候補者死亡シタル場合(內地ニ在ル各部、各隊及艦船艇ニ屬スル准士官以上、候補生、見習尉官及軍屬ニ在リテハ海軍戰時給與規則第六條ニ揭グル者、特別ノ命令ニ依リ對敵ノ行動ヲ取ル者、公務ノ爲戰地ニ往復スル者又ハ其ノ死亡公務ニ起因スル者ニ係ル場合ニ限ル)ニ於テハ官ニ於テ埋葬シ又ハ其ノ死體、遺骨、遺物等ヲ遺族若ハ故舊ニ引渡ス爲必要ナル諸費ハ官費トス
軍人軍屬(准士官以上、候補生、見習尉官及軍屬ニ在リテハ海軍戰時給與規則第二條第一項ノ規定ニ該當スル者又ハ海軍大臣ノ特ニ指定スル者ニ限ル)及豫備員候補者死亡シタル場合ニ於テ其ノ死體、遺骨、遺物等ヲ遺族又ハ故舊ニ引渡ストキハ其ノ際別表第二表ニ依ル葬祭料ヲ其ノ遺族又ハ故舊ニ給ス
海軍給與令第十章及海軍戰時給與規則第十五條ノ規定ハ前二項ノ規定ノ適用ヲ受クル者ニハ之ヲ適用セズ
第八號ヲ削ル
別表第一表備考第二號中「三百圓」ヲ「二百七十圓」ニ改メ「判任官待遇ノ者ハ」ノ下ニ「本俸又ハ手當月額百五圓以上ノ者ニ在リテハ判任官一等ノ額、同百五圓未滿ノ者ニ在リテハ」ヲ加フ
同表第二表中「埋葬料」ヲ「葬祭料」ニ、
「
判任官二、三、四等及下士官ノ身分取扱ヲ受クル者
其ノ他ノ者
」
ヲ
「
生徒
學生
下士官
豫備學生
豫備生徒
判任官二、三、四等及下士官ノ身分取扱ヲ受クル者
兵
豫備練習生
豫備補習生
其ノ他ノ者
」
ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十九年九月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第四號及第五號ノ二ノ改正規定ハ昭和十九年七月一日以後ノ給與ニ付之ヲ適用ス
本令施行ノ際現ニ特務士官タル者ヨリ本令施行後各科少佐又ハ士官タル大尉ニ任用シタル場合ニ於テハ第四號ノ三(ホ)ノ規定ニ拘ラズ其ノ際初任手當トシテ七十圓ヲ支給ス本令施行ノ際現ニ准士官タル者ヨリ任用シタル特務士官更ニ各科少佐又ハ士官タル各科大尉ニ任用セラレタル場合亦同ジ
本令施行前海軍武官進級令第二十一條乃至第二十二條ノ規定ニ依リ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル者又ハ豫備士官若ハ豫備准士官ニ任用セラレ若ハ進級シタル者本令施行後初メテ召集セラレ勤務ニ服スルトキハ其ノ際初任手當トシテ二百圓ヲ支給ス
豫備ノ軍籍ニ在ル准士官以上ニシテ本令施行ノ際現ニ召集ニ應ジ就職中ノモノ本令施行後戰地又ハ臨戰合圍地境ニ派遣セラルルトキハ第六號乃至第六號ノ三ノ改正規定ニ拘ラズ仍從前ノ例ニ依リ海軍戰時給與規則第十條但書ノ規定ニ依ル手當金ヲ支給ス
海軍給與令中左ノ通改正ス
第十七條、第十八條、第二十五條、第五十條及第九十條中「前金渡」ヲ「前金拂」ニ改ム
第十表備考第四號中「又ハ第二十二條」ヲ「乃至第二十二條」ニ改ム
朕大東亜戦争ニ関スル海軍戦時給与規則等ノ特例中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年八月二十五日
内閣総理大臣 小磯国昭
海軍大臣 米内光政
大蔵大臣 石渡荘太郎
勅令第五百二十六号
大東亜戦争ニ関スル海軍戦時給与規則等ノ特例中左ノ通改正ス
第三号第一項中「額ニ付テハ」ノ下ニ「俸給ノ十分ノ二十ヲ超エザル範囲内ニ於テ」ヲ加フ
第四号ヲ左ノ如ク改ム
四
予備員候補者ニシテ戦地ニ在ルモノ若ハ派遣セラルルモノ又ハ戦地ニ在ラザルモ特別ノ命令ニ依リ対敵ノ行動ヲ取ル艦船部隊ニ属スルモノニハ海軍大臣ノ定ムル所ニ依リ予備員候補者ノ手当ノ十分ノ五以内(戦地ニ在ル海軍ノ部隊及其ノ他ノ各部ニ属スル者ニ在リテハ十分ノ十五以内)ノ増給ヲ給ス
海軍戦時給与規則第三条乃至第五条、第七条、第八条及第十七条ノ規定ハ前項ノ増給ニ之ヲ準用ス
同号ノ次ニ左ノ五号ヲ加フ
四ノ二
軍人戦闘其ノ他ノ戦争ニ関スル公務ニ起因スル傷痍疾病ニ因リ待命ヲ命ゼラレタルトキハ待命中俸給ノ十分ノ二以内ノ公務傷病手当ヲ給スルコトヲ得
前項ニ規定スル者同項ニ規定スル傷痍疾病ニ因リ更ニ休職ヲ命ゼラレタルトキハ休職中俸給ノ十分ノ四以内ノ公務傷病手当ヲ給スルコトヲ得
四ノ三
士官、特務士官及准士官並ニ予備准士官ニ給スベキ初任手当ニ付テハ左ノ各号ノ定ムルモノニ限リ海軍給与令第五十五条及第十表ノ規定ニ拘ラズ当該各号ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
特務士官若ハ准士官ニ任用シタル場合又ハ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル場合(海軍武官進級令第二十一条乃至第二十二条ノ規定ニ依リ進級シタル場合ヲ除ク)ニ於テハ其ノ際初任手当トシテ四百円ヲ支給ス但シ准士官ヨリ特務士官ニ任用シタル場合及予備准士官ヨリ准士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手当ハ之ヲ給セズ
(ロ)
海軍武官進級令第二十一条乃至第二十二条ノ規定ニ依リ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル場合ニ於テハ其ノ際初任手当トシテ二百円ヲ支給ス
(ハ)
予備士官若ハ予備准士官ニ任用シタル場合又ハ予備下士官ヨリ予備准士官ニ進級シタル場合ニ於テハ其ノ際初任手当トシテ二百円ヲ支給ス但シ予備准士官ヨリ予備士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手当ハ之ヲ給セズ
(ニ)
前二号ノ規定ニ依リ初任手当ノ支給ヲ受ケタル者引続キ召集中ナルトキ又ハ初メテ召集セラレ勤務ニ服スルトキハ一回限更ニ初任手当トシテ二百円ヲ支給ス
(ホ)
特務士官又ハ予備士官ヨリ士官ニ任用シタル場合ニ於テハ初任手当ハ之ヲ給セズ
四ノ四
軍人軍属ノ俸給、給料、諸加俸(海軍給与令第三章ニ規定スル加俸及航空加俸ヲ謂フ以下之ニ同ジ)、増俸、公務傷病手当及臨時手当並ニ予備員候補者ノ手当及増給ノ支給ニ付テハ左ノ各号ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
月ノ十六日以後ニ於テ其ノ月分ヲ給ス但シ必要アルトキハ適宜ノ時期ニ於テ其ノ月分ヲ給スルコトヲ得
(ロ)
艦船ノ破壊沈没其ノ他公務上非常ノ災害ニ因リ特ニ必要アルトキハ一月分ノ前金払ヲ為スコトヲ得
四ノ五
海軍戦時給与規則第二条第一項又ハ本令第四号第一項ノ規定ニ該当スル者ニ給スル俸給、給料、諸加俸、増俸及臨時手当並ニ予備員候補者ノ手当及増給ノ支給ニ付テハ前号ノ規定ニ依ルノ外左ノ各号ノ定ムル所ニ依ル
(イ)
必要ニ応ジ其ノ月分ヲ含ム三月分以内ニ於テ前金払ヲ為シ又ハ翌月以後適宜ノ時期迄之ガ支給ヲ繰延ブルコトヲ得
(ロ)
当該軍人軍属又ハ予備員候補者死亡シタルトキハ死亡判明ノ日ノ属スル月分迄之ヲ給スルコトヲ得
四ノ六
軍人軍属又ハ予備員候補者死亡シタルトキハ其ノ前金払ヲ受ケタル俸給、給料、諸加俸、増俸及臨時手当並ニ予備員候補者ノ手当及増給ハ前金払ノ日ノ現在ニ於テ受クベキ額ニ依リ其ノ前金払ニ係ル月分迄之ヲ給スルコトヲ得
第五号ノ二中「手当」ヲ「増給」ニ改ム
第六号中「又ハ第十条」ヲ削リ同号ノ次ニ左ノ二号ヲ加フ
六ノ二
海軍戦時給与規則第十条ノ規定ハ之ヲ適用セズ
六ノ三
海軍戦時給与規則第九条ノ規定ハ予備ノ軍籍ニ在ル准士官以上ニシテ召集ニ応ジ就職スルモノニモ適用アルモノトス此ノ場合ニ於テ同条ノ規定ニ依リ予備士官及予備准士官ニ支給スル手当金ノ額ハ官階ヲ同ジクスル士官及准士官ニ付別表第一表ノ定ムル額ニ依ル
第七号ヲ左ノ如ク改ム
七
軍人軍属及予備員候補者死亡シタル場合(内地ニ在ル各部、各隊及艦船艇ニ属スル准士官以上、候補生、見習尉官及軍属ニ在リテハ海軍戦時給与規則第六条ニ掲グル者、特別ノ命令ニ依リ対敵ノ行動ヲ取ル者、公務ノ為戦地ニ往復スル者又ハ其ノ死亡公務ニ起因スル者ニ係ル場合ニ限ル)ニ於テハ官ニ於テ埋葬シ又ハ其ノ死体、遺骨、遺物等ヲ遺族若ハ故旧ニ引渡ス為必要ナル諸費ハ官費トス
軍人軍属(准士官以上、候補生、見習尉官及軍属ニ在リテハ海軍戦時給与規則第二条第一項ノ規定ニ該当スル者又ハ海軍大臣ノ特ニ指定スル者ニ限ル)及予備員候補者死亡シタル場合ニ於テ其ノ死体、遺骨、遺物等ヲ遺族又ハ故旧ニ引渡ストキハ其ノ際別表第二表ニ依ル葬祭料ヲ其ノ遺族又ハ故旧ニ給ス
海軍給与令第十章及海軍戦時給与規則第十五条ノ規定ハ前二項ノ規定ノ適用ヲ受クル者ニハ之ヲ適用セズ
第八号ヲ削ル
別表第一表備考第二号中「三百円」ヲ「二百七十円」ニ改メ「判任官待遇ノ者ハ」ノ下ニ「本俸又ハ手当月額百五円以上ノ者ニ在リテハ判任官一等ノ額、同百五円未満ノ者ニ在リテハ」ヲ加フ
同表第二表中「埋葬料」ヲ「葬祭料」ニ、
「
判任官二、三、四等及下士官ノ身分取扱ヲ受クル者
其ノ他ノ者
」
ヲ
「
生徒
学生
下士官
予備学生
予備生徒
判任官二、三、四等及下士官ノ身分取扱ヲ受クル者
兵
予備練習生
予備補習生
其ノ他ノ者
」
ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十九年九月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第四号及第五号ノ二ノ改正規定ハ昭和十九年七月一日以後ノ給与ニ付之ヲ適用ス
本令施行ノ際現ニ特務士官タル者ヨリ本令施行後各科少佐又ハ士官タル大尉ニ任用シタル場合ニ於テハ第四号ノ三(ホ)ノ規定ニ拘ラズ其ノ際初任手当トシテ七十円ヲ支給ス本令施行ノ際現ニ准士官タル者ヨリ任用シタル特務士官更ニ各科少佐又ハ士官タル各科大尉ニ任用セラレタル場合亦同ジ
本令施行前海軍武官進級令第二十一条乃至第二十二条ノ規定ニ依リ下士官ヨリ准士官ニ進級シタル者又ハ予備士官若ハ予備准士官ニ任用セラレ若ハ進級シタル者本令施行後初メテ召集セラレ勤務ニ服スルトキハ其ノ際初任手当トシテ二百円ヲ支給ス
予備ノ軍籍ニ在ル准士官以上ニシテ本令施行ノ際現ニ召集ニ応ジ就職中ノモノ本令施行後戦地又ハ臨戦合囲地境ニ派遣セラルルトキハ第六号乃至第六号ノ三ノ改正規定ニ拘ラズ仍従前ノ例ニ依リ海軍戦時給与規則第十条但書ノ規定ニ依ル手当金ヲ支給ス
海軍給与令中左ノ通改正ス
第十七条、第十八条、第二十五条、第五十条及第九十条中「前金渡」ヲ「前金払」ニ改ム
第十表備考第四号中「又ハ第二十二条」ヲ「乃至第二十二条」ニ改ム
本文
詳細・沿革