(台湾公立学校官制中改正ノ件)
法令番号: 勅令第六百四十一號
公布年月日: 昭和18年8月2日
法令の形式: 勅令
朕臺灣公立學校官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月三十一日
內閣總理大臣　東條英機
內務大臣　安藤紀三郞
勅令第六百四十一號
臺灣公立學校官制中左ノ通改正ス
第三條第一項中「
學校長
訓導
　判任 」ヲ「
學校長　奏任又ハ判任
訓導　奏任又ハ判任
」ニ改ム
第三條ノ二　奏任ト爲スコトヲ得ル訓導ハ敎頭タルモノ又ハ功續アルモノトス
第八條　公立國民學校ノ學校長ハ郡守又ハ市長（澎湖廳ニ在リテハ廳長）ノ命ヲ承ケ校務ヲ掌理シ所屬職員ヲ監督ス
附　則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ奏任官ノ待遇ヲ受クル臺灣公立國民學校訓導ニシテ學校長又ハ敎頭ノ職ニ在ルモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ各現ニ受クル待遇相當官等ニ相當スル官等及現ニ受クル月俸ノ額ノ十二倍ニ相當スル額ノ年俸ヲ以テ臺灣公立國民學校長又ハ臺灣公立國民學校訓導ニ任ゼラレ當該國民學校ノ學校長又ハ敎頭ニ補セラレタルモノトス
前項ニ揭グル者ニ對スル朝鮮臺灣滿洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ノ規定ニ依ル加俸ノ支給ニ關シテハ其ノ者ガ前項ニ定メタル年俸ヲ受クル間ハ同令第二條ノ規定ニ拘ラズ判任官ノ例ニ依ル
本令施行ノ際現ニ臺灣公立國民學校訓導ニシテ學校長ノ職ニ在ルモノ（第二項ニ規定スル者ヲ除ク）別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ同俸給ヲ以テ臺灣公立國民學校長ニ任ゼラレ當該國民學校ノ學校長ニ補セラレタルモノトス
第二項及前項ノ規定ハ昭和十六年勅令第二百五十八號ノ適用ヲ妨ゲズ
昭和十五年勅令第七百七十九號中左ノ通改正ス
第一條第一項中「官立又ハ公立ノ國民學校ノ訓導又ハ養護訓導」ヲ「師範學校ノ訓導若ハ養護訓導又ハ公立國民學校ノ學校長、訓導若ハ養護訓導」ニ改ム
朕台湾公立学校官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月三十一日
内閣総理大臣　東条英機
内務大臣　安藤紀三郎
勅令第六百四十一号
台湾公立学校官制中左ノ通改正ス
第三条第一項中「
学校長
訓導
　判任 」ヲ「
学校長　奏任又ハ判任
訓導　奏任又ハ判任
」ニ改ム
第三条ノ二　奏任ト為スコトヲ得ル訓導ハ教頭タルモノ又ハ功続アルモノトス
第八条　公立国民学校ノ学校長ハ郡守又ハ市長（澎湖庁ニ在リテハ庁長）ノ命ヲ承ケ校務ヲ掌理シ所属職員ヲ監督ス
附　則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ奏任官ノ待遇ヲ受クル台湾公立国民学校訓導ニシテ学校長又ハ教頭ノ職ニ在ルモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ各現ニ受クル待遇相当官等ニ相当スル官等及現ニ受クル月俸ノ額ノ十二倍ニ相当スル額ノ年俸ヲ以テ台湾公立国民学校長又ハ台湾公立国民学校訓導ニ任ゼラレ当該国民学校ノ学校長又ハ教頭ニ補セラレタルモノトス
前項ニ掲グル者ニ対スル朝鮮台湾満洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ノ規定ニ依ル加俸ノ支給ニ関シテハ其ノ者ガ前項ニ定メタル年俸ヲ受クル間ハ同令第二条ノ規定ニ拘ラズ判任官ノ例ニ依ル
本令施行ノ際現ニ台湾公立国民学校訓導ニシテ学校長ノ職ニ在ルモノ（第二項ニ規定スル者ヲ除ク）別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ同俸給ヲ以テ台湾公立国民学校長ニ任ゼラレ当該国民学校ノ学校長ニ補セラレタルモノトス
第二項及前項ノ規定ハ昭和十六年勅令第二百五十八号ノ適用ヲ妨ゲズ
昭和十五年勅令第七百七十九号中左ノ通改正ス
第一条第一項中「官立又ハ公立ノ国民学校ノ訓導又ハ養護訓導」ヲ「師範学校ノ訓導若ハ養護訓導又ハ公立国民学校ノ学校長、訓導若ハ養護訓導」ニ改ム