(朝鮮公立学校官制中改正ノ件)
法令番号: 勅令第六百四十號
公布年月日: 昭和18年8月2日
法令の形式: 勅令
朕朝鮮公立學校官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月三十一日
內閣總理大臣 東條英機
內務大臣 安藤紀三郞
勅令第六百四十號
朝鮮公立學校官制中左ノ通改正ス
第一條ノ二第一項中「中學校、高等女學校及實業學校」ヲ「中等學校」ニ、同條第二項中「學校長」ヲ「學校長タル中等學校長」ニ改ム
第二條第一項ヲ左ノ如ク改ム
敎諭ニシテ奏任タル者ノ員數ハ當該學校ニ於ケル學級數五學級以下ナルトキハ三人以內トシ五學級ヲ超ユルトキハ三學級ヲ增ス每ニ一人ヲ加フルコトヲ得但シ學級數三學級以下ノ學校ニ在リテハ二人ヲ超ユルコトヲ得ズ
第三條第一項中
學校長
訓導 判任
學校長 奏任又ハ判任
訓導 奏任又ハ判任
ニ改ム
第三條ノ二ヲ第三條ノ三トシ以下第三條ノ四迄順次繰下グ
第三條ノ二 奏任ト爲スコトヲ得ル訓導ハ敎頭タルモノ又ハ功績アルモノトス
第四條中「中學校、高等女學校及實業學校ノ學校長」ヲ「中等學校長」ニ改ム
第十條 國民學校長ハ府尹、郡守又ハ島司ノ命ヲ承ケ校務ヲ掌理シ所屬職員ヲ監督ス
第十三條中「中學校、高等女學校、實業學校」ヲ「中等學校」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ公立ノ中學校、高等女學校又ハ實業學校ノ學校長、敎諭又ハ書記ノ職ニ在ル者別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ各公立中等學校ノ學校長、敎諭又ハ書記ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ公立ノ中學校、高等女學校又ハ實業學校ノ學校長、敎諭又ハ書記ニシテ休職中ノモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ休職ノ儘各公立中等學校ノ學校長、敎諭又ハ書記ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ奏任官ノ待遇ヲ受クル朝鮮公立國民學校訓導ニシテ學校長又ハ敎頭ノ職ニ在ルモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ各現ニ受クル待遇相當官等ニ相當スル官等及現ニ受クル月俸ノ額ノ十二倍ニ相當スル額ノ年俸ヲ以テ朝鮮公立國民學校長又ハ朝鮮公立國民學校訓導ニ任ゼラレ當該國民學校ノ學校長又ハ敎頭ニ補セラレタルモノトス
前項ニ揭グル者ニ對スル朝鮮臺灣滿洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ノ規定ニ依ル加俸ノ支給ニ關シテハ其ノ者ガ前項ニ定メタル年俸ヲ受クル間ハ同令第二條ノ規定ニ拘ラズ判任官ノ例ニ依ル
本令施行ノ際現ニ朝鮮公立國民學校訓導ニシテ學校長ノ職ニ在ルモノ(第四項ニ規定スル者ヲ除ク)別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ同俸給ヲ以テ朝鮮公立國民學校長ニ任ゼラレ當該國民學校ノ學校長ニ補セラレタルモノトス
第二項乃至第四項及前項ノ規定ハ文官任用ノ資格ニ關スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ
昭和十二年勅令第七百十三號中左ノ通改正ス
第一條第一項中「官立又ハ公立ノ國民學校ノ訓導」ヲ「師範學校ノ訓導又ハ公立國民學校ノ學校長、訓導若ハ養護訓導」ニ改ム
朕朝鮮公立学校官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月三十一日
内閣総理大臣 東条英機
内務大臣 安藤紀三郎
勅令第六百四十号
朝鮮公立学校官制中左ノ通改正ス
第一条ノ二第一項中「中学校、高等女学校及実業学校」ヲ「中等学校」ニ、同条第二項中「学校長」ヲ「学校長タル中等学校長」ニ改ム
第二条第一項ヲ左ノ如ク改ム
教諭ニシテ奏任タル者ノ員数ハ当該学校ニ於ケル学級数五学級以下ナルトキハ三人以内トシ五学級ヲ超ユルトキハ三学級ヲ増ス毎ニ一人ヲ加フルコトヲ得但シ学級数三学級以下ノ学校ニ在リテハ二人ヲ超ユルコトヲ得ズ
第三条第一項中
学校長
訓導 判任
学校長 奏任又ハ判任
訓導 奏任又ハ判任
ニ改ム
第三条ノ二ヲ第三条ノ三トシ以下第三条ノ四迄順次繰下グ
第三条ノ二 奏任ト為スコトヲ得ル訓導ハ教頭タルモノ又ハ功績アルモノトス
第四条中「中学校、高等女学校及実業学校ノ学校長」ヲ「中等学校長」ニ改ム
第十条 国民学校長ハ府尹、郡守又ハ島司ノ命ヲ承ケ校務ヲ掌理シ所属職員ヲ監督ス
第十三条中「中学校、高等女学校、実業学校」ヲ「中等学校」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ公立ノ中学校、高等女学校又ハ実業学校ノ学校長、教諭又ハ書記ノ職ニ在ル者別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ各公立中等学校ノ学校長、教諭又ハ書記ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ公立ノ中学校、高等女学校又ハ実業学校ノ学校長、教諭又ハ書記ニシテ休職中ノモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ休職ノ儘各公立中等学校ノ学校長、教諭又ハ書記ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ奏任官ノ待遇ヲ受クル朝鮮公立国民学校訓導ニシテ学校長又ハ教頭ノ職ニ在ルモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ各現ニ受クル待遇相当官等ニ相当スル官等及現ニ受クル月俸ノ額ノ十二倍ニ相当スル額ノ年俸ヲ以テ朝鮮公立国民学校長又ハ朝鮮公立国民学校訓導ニ任ゼラレ当該国民学校ノ学校長又ハ教頭ニ補セラレタルモノトス
前項ニ掲グル者ニ対スル朝鮮台湾満洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ノ規定ニ依ル加俸ノ支給ニ関シテハ其ノ者ガ前項ニ定メタル年俸ヲ受クル間ハ同令第二条ノ規定ニ拘ラズ判任官ノ例ニ依ル
本令施行ノ際現ニ朝鮮公立国民学校訓導ニシテ学校長ノ職ニ在ルモノ(第四項ニ規定スル者ヲ除ク)別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ同俸給ヲ以テ朝鮮公立国民学校長ニ任ゼラレ当該国民学校ノ学校長ニ補セラレタルモノトス
第二項乃至第四項及前項ノ規定ハ文官任用ノ資格ニ関スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ
昭和十二年勅令第七百十三号中左ノ通改正ス
第一条第一項中「官立又ハ公立ノ国民学校ノ訓導」ヲ「師範学校ノ訓導又ハ公立国民学校ノ学校長、訓導若ハ養護訓導」ニ改ム