(樺太内地行政一元化ニ伴フ樺太庁特別会計ト他ノ会計トノ関渉ニ関スル法律ニ依リ通信事業特別会計又ハ帝国鉄道特別会計ノ資本ニ編入スル財産ヲ定ムル等ノ件)
法令番号: 勅令第四百五十六號
公布年月日: 昭和18年5月29日
法令の形式: 勅令
朕昭和十八年法律第二十三號ニ依リ通信事業特別會計又ハ帝國鐵道特別會計資本ニ編入スル財產ヲ定ムル等ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年五月二十八日
內閣總理大臣 東條英機
遞信大臣 寺島健
大藏大臣 賀屋興宣
鐵道大臣 八田嘉明
內務大臣 安藤紀三郞
文部大臣 子爵 岡部長景
勅令第四百五十六號
第一條 昭和十八年法律第二十三號第一項ノ規定ニ依リ通信事業特別會計ノ資本ニ編入スル財產ハ樺太廳ノ從來ノ通信事業ニ所屬スル土地、建物、工作物、機械其ノ他ノ設備及物品ノ中通信事業特別會計ニ於テ資本トシテ整理スベキモノニ限ル
前項ノ財產ノ價格ハ通信事業特別會計規則第十一條又ハ第十三條ノ規定ヲ準用シ之ヲ定ム
第二條 昭和十八年法律第二十三號第一項ノ規定ニ依リ帝國鐵道特別會計ノ資本ニ編入スル財產ハ樺太廳ノ從來ノ鐵道事業及之ニ關聯スル自動車交通事業ニ所屬スル土地、建物、工作物、船舶、機械其ノ他ノ設備及物品ノ中帝國鐵道特別會計ニ於テ資本トシテ整理スベキモノニ限ル
前項ノ財產ノ價格ハ帝國鐵道會計規則第十八條又ハ第二十條ノ規定ヲ準用シ之ヲ定ム
第三條 昭和十八年法律第二十三號第二項ノ規定ニ依リ通信事業特別會計ノ負擔ト爲スベキ公債ハ樺太事業公債法ニ依リ通信事業ノ事業費支辨ノ爲發行シタル公債及通信事業ノ事業費支辨ノ爲借入レタル借入金ノ借換ノ爲發行シタル公債竝ニ此等ノ公債ノ借換ノ爲發行シタル公債トス
第四條 昭和十八年法律第二十三號第二項ノ規定ニ依リ帝國鐵道特別會計ノ負擔ト爲スベキ公債ハ樺太事業公債法ニ依リ鐵道事業ノ事業費支辨ノ爲發行シタル公債及鐵道事業ノ事業費支辨ノ爲借入レタル借入金ノ借換ノ爲發行シタル公債、昭和十五年法律第八十五號ニ依リ發行シタル公債竝ニ此等ノ公債ノ借換ノ爲發行シタル公債トス
第五條 樺太廳特別會計ノ歲出豫算ニ於ケル氣象、航空、通信事業竝ニ鐵道事業及之ニ關聯スル自動車交通事業ニ關スル經費ニシテ昭和十七年度ヨリ翌年度ニ繰越ヲ要スルモノハ氣象及航空ニ關スル經費ニ付テハ一般會計ニ、通信事業ニ關スル經費ニ付テハ通信事業特別會計ニ、鐵道事業及之ニ關聯スル自動車交通事業ニ關スル經費ニ付テハ帝國鐵道特別會計ニ移シ使用スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ一般會計、通信事業特別會計又ハ帝國鐵道特別會計ニ繰越ヲ爲シタル場合ニ於テハ樺太廳特別會計ハ其ノ繰越額ニ相當スル金額ヲ夫々當該會計ニ繰入ルベシ
附 則
本令ハ昭和十八年度ヨリ之ヲ適用ス
昭和十六年勅令第三百二十四號中「、樺太廳」ヲ削ル
朕昭和十八年法律第二十三号ニ依リ通信事業特別会計又ハ帝国鉄道特別会計資本ニ編入スル財産ヲ定ムル等ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年五月二十八日
内閣総理大臣 東条英機
逓信大臣 寺島健
大蔵大臣 賀屋興宣
鉄道大臣 八田嘉明
内務大臣 安藤紀三郎
文部大臣 子爵 岡部長景
勅令第四百五十六号
第一条 昭和十八年法律第二十三号第一項ノ規定ニ依リ通信事業特別会計ノ資本ニ編入スル財産ハ樺太庁ノ従来ノ通信事業ニ所属スル土地、建物、工作物、機械其ノ他ノ設備及物品ノ中通信事業特別会計ニ於テ資本トシテ整理スベキモノニ限ル
前項ノ財産ノ価格ハ通信事業特別会計規則第十一条又ハ第十三条ノ規定ヲ準用シ之ヲ定ム
第二条 昭和十八年法律第二十三号第一項ノ規定ニ依リ帝国鉄道特別会計ノ資本ニ編入スル財産ハ樺太庁ノ従来ノ鉄道事業及之ニ関連スル自動車交通事業ニ所属スル土地、建物、工作物、船舶、機械其ノ他ノ設備及物品ノ中帝国鉄道特別会計ニ於テ資本トシテ整理スベキモノニ限ル
前項ノ財産ノ価格ハ帝国鉄道会計規則第十八条又ハ第二十条ノ規定ヲ準用シ之ヲ定ム
第三条 昭和十八年法律第二十三号第二項ノ規定ニ依リ通信事業特別会計ノ負担ト為スベキ公債ハ樺太事業公債法ニ依リ通信事業ノ事業費支弁ノ為発行シタル公債及通信事業ノ事業費支弁ノ為借入レタル借入金ノ借換ノ為発行シタル公債並ニ此等ノ公債ノ借換ノ為発行シタル公債トス
第四条 昭和十八年法律第二十三号第二項ノ規定ニ依リ帝国鉄道特別会計ノ負担ト為スベキ公債ハ樺太事業公債法ニ依リ鉄道事業ノ事業費支弁ノ為発行シタル公債及鉄道事業ノ事業費支弁ノ為借入レタル借入金ノ借換ノ為発行シタル公債、昭和十五年法律第八十五号ニ依リ発行シタル公債並ニ此等ノ公債ノ借換ノ為発行シタル公債トス
第五条 樺太庁特別会計ノ歳出予算ニ於ケル気象、航空、通信事業並ニ鉄道事業及之ニ関連スル自動車交通事業ニ関スル経費ニシテ昭和十七年度ヨリ翌年度ニ繰越ヲ要スルモノハ気象及航空ニ関スル経費ニ付テハ一般会計ニ、通信事業ニ関スル経費ニ付テハ通信事業特別会計ニ、鉄道事業及之ニ関連スル自動車交通事業ニ関スル経費ニ付テハ帝国鉄道特別会計ニ移シ使用スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ一般会計、通信事業特別会計又ハ帝国鉄道特別会計ニ繰越ヲ為シタル場合ニ於テハ樺太庁特別会計ハ其ノ繰越額ニ相当スル金額ヲ夫々当該会計ニ繰入ルベシ
附 則
本令ハ昭和十八年度ヨリ之ヲ適用ス
昭和十六年勅令第三百二十四号中「、樺太庁」ヲ削ル