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(行政簡素化実施ノ為ニスル厚生省官制中改正保険院官制廃止ノ件)
法令番号: 勅令第七百六十號
公布年月日: 昭和17年11月1日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
厚生省官制
廃止:
保険院官制
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ行政簡素化實施ノ爲ニスル厚生省官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
內閣總理大臣 東條英機
厚生大臣 小泉親彥
勅令第七百六十號
厚生省官制中左ノ通改正ス
第一條中「及勞務」ヲ「、勤勞及社會保險」ニ改ム
第一條ノ二ヲ削ル
第二條
大臣官房ニ於テハ通則ニ揭グルモノノ外左ノ事務ヲ掌ル
一
所管行政ノ綜合調整ニ關スル事項
二
所管行政ニ關スル調査及審議立案一般ニ關スル事項
三
所管行政ノ考査一般ニ關スル事項
四
厚生省硏究所ニ關スル事項
第三條
厚生省ニ左ノ五局ヲ置ク
人口局
衞生局
生活局
勤勞局
保險局
第四條
人口局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
人口ノ涵養及國民ノ保健ノ企畫ニ關スル事項
二
體力管理ニ關スル事項
三
武道、體育運動其ノ他體育訓練ニ關スル事項
四
母性及乳幼兒ノ保護指導ニ關スル事項
五
其ノ他人口ノ涵養及國民ノ保健ニ關スル事項ニシテ他ノ主管ニ屬セザルモノ
第五條
衞生局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
醫事及藥事ニ關スル事項
二
衞生資材ニ關スル事項
三
飮食物ノ衞生及環境衞生ニ關スル事項
四
檢疫及傳染病其ノ他ノ疾病ノ豫防ニ關スル事項
五
其ノ他醫務ニ關スル事項
第六條
生活局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
健民生活ノ指導ニ關スル事項
二
住宅ニ關スル事項
三
社會福利施設ニ關スル事項
四
救護及救療ニ關スル事項
五
其ノ他國民生活ノ保護指導ニ關スル事項
第七條
勤勞局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
勤勞ノ需給ニ關スル事項
二
職業指導及職業訓練ニ關スル事項
三
勤勞能率ノ增進其ノ他勤勞管理ニ關スル事項
四
賃金、給料其ノ他勤勞ノ條件ニ關スル事項
五
工場及鑛山ニ於ケル勤勞衞生ニ關スル事項
六
其ノ他勤勞ニ關スル事項
第八條
保險局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
健康保險、國民健康保險及勞働者災害扶助責任保險ニ關スル事項
二
船員保險及勞働者年金保險ニ關スル事項
三
其ノ他社會保險ニ關スル事項
第九條中「勞働局」ヲ「勤勞局」ニ改ム
第十一條中「事務官專任二十五人」ヲ「事務官專任二十二人」ニ、「理事官專任九人」ヲ「理事官專任十六人」ニ改ム
第十二條
厚生省ニ技監專任一人ヲ置ク勅任トス上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌理ス
第十三條
厚生省ニ技師專任四十人ヲ置ク奏任トス上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第十三條ヲ第十四條トシ第十三條ノ二ヲ第十五條トス
第十四條中「專任百十七人」ヲ「專任百七十六人」ニ改メ同條ヲ第十六條トス
第十五條中「技手專任三十人」ヲ「技手專任二十四人」ニ改メ同條ヲ第十七條トス
第十六條中「體育官補專任六人」ヲ「體育官補專任五人」ニ改メ同條ヲ第十八條トス
第十七條第二項中「勞働衞生」ヲ「勤勞衞生」ニ改メ同條ヲ第十九條トス
第十八條第二項中「勞働衞生」ヲ「勤勞衞生」ニ改メ同條ヲ第二十條トス
第十九條ヲ第二十一條トシ第十九條ノ二ヲ第二十二條トシ第二十條ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
保險院官制ハ之ヲ廢止ス
本令施行ノ際現ニ保險院職員ノ職ニ在リテ社會保險局ニ屬スル者別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ保險院書記官ハ厚生書記官ニ、保險院事務官ハ厚生事務官ニ、保險院理事官ハ厚生理事官ニ、保險院技師又ハ保險院保險技師ハ厚生技師ニ、保險院屬ハ厚生屬ニ、保險院技手ハ厚生技手ニ同官等俸給又ハ現ニ受クル待遇相當官等ニ相當スル官等及現ニ受クル俸給額ニ相當スル級俸ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ休職中ノ保險院職員ニシテ休職ト爲リタル際社會保險局ニ屬シタルモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ厚生省職員ニ同官等俸給又ハ現ニ受クル待遇相當官等ニ相當スル官等及現ニ受クル俸給額ニ相當スル級俸ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ行政簡素化実施ノ為ニスル厚生省官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
内閣総理大臣 東条英機
厚生大臣 小泉親彦
勅令第七百六十号
厚生省官制中左ノ通改正ス
第一条中「及労務」ヲ「、勤労及社会保険」ニ改ム
第一条ノ二ヲ削ル
第二条
大臣官房ニ於テハ通則ニ掲グルモノノ外左ノ事務ヲ掌ル
一
所管行政ノ綜合調整ニ関スル事項
二
所管行政ニ関スル調査及審議立案一般ニ関スル事項
三
所管行政ノ考査一般ニ関スル事項
四
厚生省研究所ニ関スル事項
第三条
厚生省ニ左ノ五局ヲ置ク
人口局
衛生局
生活局
勤労局
保険局
第四条
人口局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
人口ノ涵養及国民ノ保健ノ企画ニ関スル事項
二
体力管理ニ関スル事項
三
武道、体育運動其ノ他体育訓練ニ関スル事項
四
母性及乳幼児ノ保護指導ニ関スル事項
五
其ノ他人口ノ涵養及国民ノ保健ニ関スル事項ニシテ他ノ主管ニ属セザルモノ
第五条
衛生局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
医事及薬事ニ関スル事項
二
衛生資材ニ関スル事項
三
飲食物ノ衛生及環境衛生ニ関スル事項
四
検疫及伝染病其ノ他ノ疾病ノ予防ニ関スル事項
五
其ノ他医務ニ関スル事項
第六条
生活局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
健民生活ノ指導ニ関スル事項
二
住宅ニ関スル事項
三
社会福利施設ニ関スル事項
四
救護及救療ニ関スル事項
五
其ノ他国民生活ノ保護指導ニ関スル事項
第七条
勤労局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
勤労ノ需給ニ関スル事項
二
職業指導及職業訓練ニ関スル事項
三
勤労能率ノ増進其ノ他勤労管理ニ関スル事項
四
賃金、給料其ノ他勤労ノ条件ニ関スル事項
五
工場及鉱山ニ於ケル勤労衛生ニ関スル事項
六
其ノ他勤労ニ関スル事項
第八条
保険局ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
健康保険、国民健康保険及労働者災害扶助責任保険ニ関スル事項
二
船員保険及労働者年金保険ニ関スル事項
三
其ノ他社会保険ニ関スル事項
第九条中「労働局」ヲ「勤労局」ニ改ム
第十一条中「事務官専任二十五人」ヲ「事務官専任二十二人」ニ、「理事官専任九人」ヲ「理事官専任十六人」ニ改ム
第十二条
厚生省ニ技監専任一人ヲ置ク勅任トス上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌理ス
第十三条
厚生省ニ技師専任四十人ヲ置ク奏任トス上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第十三条ヲ第十四条トシ第十三条ノ二ヲ第十五条トス
第十四条中「専任百十七人」ヲ「専任百七十六人」ニ改メ同条ヲ第十六条トス
第十五条中「技手専任三十人」ヲ「技手専任二十四人」ニ改メ同条ヲ第十七条トス
第十六条中「体育官補専任六人」ヲ「体育官補専任五人」ニ改メ同条ヲ第十八条トス
第十七条第二項中「労働衛生」ヲ「勤労衛生」ニ改メ同条ヲ第十九条トス
第十八条第二項中「労働衛生」ヲ「勤労衛生」ニ改メ同条ヲ第二十条トス
第十九条ヲ第二十一条トシ第十九条ノ二ヲ第二十二条トシ第二十条ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
保険院官制ハ之ヲ廃止ス
本令施行ノ際現ニ保険院職員ノ職ニ在リテ社会保険局ニ属スル者別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ保険院書記官ハ厚生書記官ニ、保険院事務官ハ厚生事務官ニ、保険院理事官ハ厚生理事官ニ、保険院技師又ハ保険院保険技師ハ厚生技師ニ、保険院属ハ厚生属ニ、保険院技手ハ厚生技手ニ同官等俸給又ハ現ニ受クル待遇相当官等ニ相当スル官等及現ニ受クル俸給額ニ相当スル級俸ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ休職中ノ保険院職員ニシテ休職ト為リタル際社会保険局ニ属シタルモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ厚生省職員ニ同官等俸給又ハ現ニ受クル待遇相当官等ニ相当スル官等及現ニ受クル俸給額ニ相当スル級俸ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
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詳細・沿革