戦時下の財政政策を円滑に運営するため、国民大衆の重要な貯蓄機関である郵便貯金の機能を一層発揮させる必要がある。そこで、一人当たりの貯金制限額を3000円から5000円に引き上げ、新たな貯蓄目標を設定する。また、抽選で割増金が付く郵便貯金切手制度を創設し、国民の貯蓄意欲を高める。戦争の長期化に伴い、国民貯蓄の奨励を一層強化することが必要となっているため、本法案を提出するものである。
参照した発言: 第79回帝国議会 衆議院 本会議 第5号