戦時下における物資の安定供給と効率的な管理運営のため、重要物資管理営団の設立を提案する。従来から物資動員計画に基づき海外からの早期輸入を実施してきたが、国内在庫の的確な管理と運営、南方からの取得物資の高度利用、さらに戦時下での不測の事態に備えた物資の地域別分散保管が必要となっている。これらの事業は高度な国家的性格を持ち、総合的な運営が求められることから、既存の民間機関では対応が困難である。そこで全額政府出資による重要物資管理営団を創設し、重要物資の保有、買入、輸入、売渡等の業務を行わせることとする。
参照した発言:
第79回帝国議会 衆議院 本会議 第5号