膃肭獣に関する四カ国間保護条約(日英米露)は、近年の膃肭獣の増加により日本近海の漁業に著しい損害を与えるようになった。そのため帝国は条約の存続が不利益と判断し、昨年10月22日に条約を失効させた。これに伴い、従来の臘虎及び膃肭獣の猟獲禁止を改め、今後は政府が必要に応じて禁止または制限の措置を執れるようにすることで、海洋獣皮資源の統制ある利用を図ることを目的とする。
参照した発言: 第79回帝国議会 貴族院 本会議 第3号