海軍の造船・造兵工廠における事業量が著しく増大し、海軍工廠資金会計の歳入歳出も増加したため、従来の資金額では会計機能の発揮が困難となった。そこで、本資金の法定額を1億円に増額する必要が生じた。また、軍需充足のため、海軍工廠資金で法定外の材料物品も貯蔵できるようにし、資金不足時には現行の臨時補足限度額3000万円に加え、さらに1000万円を限度として臨時補足できるようにするため、本法律案を提出することとなった。
参照した発言: 第79回帝国議会 衆議院 本会議 第4号