(陸軍武官服役令及退役ノ将校若ハ准士官、第一国民兵役ニ在ル下士官又ハ元下士官ノ陸軍部隊編入ニ関スル件中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百號
公布年月日: 昭和16年3月8日
法令の形式: 勅令
朕陸軍武官服役令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月七日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
陸軍大臣 東條英機
勅令第二百號
陸軍武官服役令中左ノ通改正ス
第二條中「又ハ後備役」ヲ削ル
第六條及第二十一條中「、豫備役及後備役」ヲ「及豫備役」ニ改ム
第八條第一項中「年ノ翌年」ヲ「年ヨリ起算シ六年目ノ」ニ、同條第二項中「年齡四十五年ニ滿ツル年ノ翌年」ヲ「年齡五十年ニ滿ツル年ノ」ニ改ム
第九條 削除
第十一條 豫備役准士官ノ服役期間ノ終期ハ前條第一號ニ揭グル者ニ在リテハ現役定限年齡ニ滿ツル年ヨリ起算シ十一年目ノ三月三十一日、同條第二號ニ揭グル者ニ在リテハ現役定限年齡ニ滿ツル年ヨリ起算シ六年目ノ三月三十一日トス
第十二條及第十三條 削除
第十四條第一項中「、豫備役又ハ後備役」ヲ「又ハ豫備役」ニ改ム
第十五條中「、豫備役及後備役」ヲ「及豫備役」ニ改メ「、豫備役ヲ終リタル者ハ之ヲ後備役ニ」ヲ削ル
第十六條第五號中「又ハ後備役ノ」及「、後備兵役」ヲ削ル
第十九條 部隊編入中ノ下士官ハ之ヲ營內ニ居住セシム但シ陸軍大臣ハ其ノ定ムル所ニ依リ之ヲ營外ニ居住セシムルコトヲ得
第二十三條中「、第二十五條ニ規定スル期間ニ滿チザルトキハ之ヲ後備役ニ」ヲ削ル
第二十四條中「九年目」ヲ「十九年目」ニ改ム
第二十五條 幹部候補生ヨリ下士官ト爲リタル者ノ豫備役期間ノ終期ハ前條ノ規定ニ拘ラズ兵トシテ兵籍ニ編入セラレタルトキニ於ケル現役又ハ補充兵役ノ起算日ヨリ起算シ十七年四月ニ滿ツル日トス
第二十五條ノ二 操縱候補生又ハ陸軍補充令第八十條第一項第四號ニ揭グル者ヨリ下士官ト爲リタル者ノ豫備役期間ノ終期ハ第二十四條ノ規定ニ拘ラズ年齡四十八年ニ滿ツル年ノ翌年三月三十一日トス
第二十五條ノ三ヲ削ル
第二十六條第一項中「又ハ後備役ノ」ヲ削リ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
豫備役下士官召集ノ際、部隊編入中又ハ陸軍病院收容中疾病其ノ他身體又ハ精神ノ異常ニ因リ豫備役ニ堪ヘザルトキハ豫備役ヲ、永久服役ニ堪ヘザルトキハ兵役ヲ免ズ
第三十條 現役下士官ニシテ第二十一條ノ規定ニ依リ現役及豫備役ヲ免ゼラレタル者又ハ豫備役下士官ニシテ第二十六條ノ規定ニ依リ豫備役ヲ免ゼラレタル者年齡四十年未滿ノ者ナルトキハ年齡四十年ニ滿ツル日迄之ヲ第一國民兵役ニ服セシム
第三十二條第一項中「又ハ後備役」ヲ、同條第二項中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第三十四條 豫備役ノ將校及准士官豫備役ヲ終リ退役ト爲ル場合竝ニ豫備役下士官豫備役ヲ終リ第一國民兵役ニ入ル場合ニ於テハ辭令ヲ用フルコトナシ
第四十條第一項中「七年四月ニ滿ツル日、後備役ノ終期ヲ」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第十九條ノ改正規定ハ昭和十六年五月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ後備役ニ在ル者ハ豫備役ニ服スルモノトス
前項ノ規定ニ依リ豫備役ニ服スル者ノ旣ニ服シタル後備役ノ期間ハ之ヲ豫備役ノ期間ニ通算ス
昭和十二年勅令第七百二十六號中「後備役」ヲ「豫備役」ニ、同令第一條第二項中「第九條、第十二條、第十三條、第二十五條乃至第二十五條ノ三」ヲ「第八條、第十一條、第二十四條乃至第二十五條ノ二」ニ改ム
朕陸軍武官服役令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月七日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
陸軍大臣 東条英機
勅令第二百号
陸軍武官服役令中左ノ通改正ス
第二条中「又ハ後備役」ヲ削ル
第六条及第二十一条中「、予備役及後備役」ヲ「及予備役」ニ改ム
第八条第一項中「年ノ翌年」ヲ「年ヨリ起算シ六年目ノ」ニ、同条第二項中「年齢四十五年ニ満ツル年ノ翌年」ヲ「年齢五十年ニ満ツル年ノ」ニ改ム
第九条 削除
第十一条 予備役准士官ノ服役期間ノ終期ハ前条第一号ニ掲グル者ニ在リテハ現役定限年齢ニ満ツル年ヨリ起算シ十一年目ノ三月三十一日、同条第二号ニ掲グル者ニ在リテハ現役定限年齢ニ満ツル年ヨリ起算シ六年目ノ三月三十一日トス
第十二条及第十三条 削除
第十四条第一項中「、予備役又ハ後備役」ヲ「又ハ予備役」ニ改ム
第十五条中「、予備役及後備役」ヲ「及予備役」ニ改メ「、予備役ヲ終リタル者ハ之ヲ後備役ニ」ヲ削ル
第十六条第五号中「又ハ後備役ノ」及「、後備兵役」ヲ削ル
第十九条 部隊編入中ノ下士官ハ之ヲ営内ニ居住セシム但シ陸軍大臣ハ其ノ定ムル所ニ依リ之ヲ営外ニ居住セシムルコトヲ得
第二十三条中「、第二十五条ニ規定スル期間ニ満チザルトキハ之ヲ後備役ニ」ヲ削ル
第二十四条中「九年目」ヲ「十九年目」ニ改ム
第二十五条 幹部候補生ヨリ下士官ト為リタル者ノ予備役期間ノ終期ハ前条ノ規定ニ拘ラズ兵トシテ兵籍ニ編入セラレタルトキニ於ケル現役又ハ補充兵役ノ起算日ヨリ起算シ十七年四月ニ満ツル日トス
第二十五条ノ二 操縦候補生又ハ陸軍補充令第八十条第一項第四号ニ掲グル者ヨリ下士官ト為リタル者ノ予備役期間ノ終期ハ第二十四条ノ規定ニ拘ラズ年齢四十八年ニ満ツル年ノ翌年三月三十一日トス
第二十五条ノ三ヲ削ル
第二十六条第一項中「又ハ後備役ノ」ヲ削リ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
予備役下士官召集ノ際、部隊編入中又ハ陸軍病院収容中疾病其ノ他身体又ハ精神ノ異常ニ因リ予備役ニ堪ヘザルトキハ予備役ヲ、永久服役ニ堪ヘザルトキハ兵役ヲ免ズ
第三十条 現役下士官ニシテ第二十一条ノ規定ニ依リ現役及予備役ヲ免ゼラレタル者又ハ予備役下士官ニシテ第二十六条ノ規定ニ依リ予備役ヲ免ゼラレタル者年齢四十年未満ノ者ナルトキハ年齢四十年ニ満ツル日迄之ヲ第一国民兵役ニ服セシム
第三十二条第一項中「又ハ後備役」ヲ、同条第二項中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第三十四条 予備役ノ将校及准士官予備役ヲ終リ退役ト為ル場合並ニ予備役下士官予備役ヲ終リ第一国民兵役ニ入ル場合ニ於テハ辞令ヲ用フルコトナシ
第四十条第一項中「七年四月ニ満ツル日、後備役ノ終期ヲ」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第十九条ノ改正規定ハ昭和十六年五月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ後備役ニ在ル者ハ予備役ニ服スルモノトス
前項ノ規定ニ依リ予備役ニ服スル者ノ既ニ服シタル後備役ノ期間ハ之ヲ予備役ノ期間ニ通算ス
昭和十二年勅令第七百二十六号中「後備役」ヲ「予備役」ニ、同令第一条第二項中「第九条、第十二条、第十三条、第二十五条乃至第二十五条ノ三」ヲ「第八条、第十一条、第二十四条乃至第二十五条ノ二」ニ改ム