第一條 昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二ノ規定ニ依リ組織スル需給調整協議會(以下協議會ト稱ス)ハ當該物品ノ需給關係ノ調整ニ關シ必要ナル決定ヲ爲スモノトス
協議會ハ主務大臣ノ認可ヲ受ケ前項ノ決定ヲ實施スル爲必要ナル業務ヲ行フコトヲ得
第二條 協議會ハ其ノ名稱中ニ需給調整協議會ナル文字ヲ用フベシ
第三條 昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二第一項ノ團體ニシテ法人ニ非ザルモノ協議會ノ會員タラントスルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ規約ヲ定メ且代表者ヲ選任スベシ同條第四項ノ規定ニ依リ會員ト爲リタルトキ亦同ジ
第四條 昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二第一項ノ規定ニ依リ協議會ヲ組織セントスルトキハ會員タル資格ヲ有スル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得テ創立總會ヲ開キ規約其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ主務大臣ノ認可ヲ申請スベシ
特別ノ事由ニ因リ前項ノ同意ヲ得ルコト能ハザルトキハ主務大臣ノ認可ヲ受ケ創立總會ヲ招集スルコトヲ得
第五條 昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二第二項ノ規定ニ依リ協議會ノ組織ヲ命ゼラレタルトキハ創立總會ヲ開キ規約其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ主務大臣ノ指定スル期間迄ニ組織ノ認可ヲ申請スベシ
第六條 創立總會ノ議事ハ第四條ノ創立總會ニ在リテハ組織同意者ノ三分ノ二以上、前條ノ創立總會ニ在リテハ出席者ノ三分ノ二以上ヲ以テ之ヲ決ス
第十三條第二項ノ規定ハ創立總會ニ於ケル役員選任ノ決議ニ之ヲ準用ス
第七條 主務大臣昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二第三項ノ規定ニ依リ規約ヲ作成シタルトキハ協議會ノ會長、理事及監事ヲ命ズ
前項ノ總會ニ於テハ協議會成立當時ノ收支豫算及經費ノ分賦收入方法ヲ議決スベシ
第八條 協議會ハ組織ノ認可アリタル時又ハ昭和十二年法律第九十二號第二條ノ二第三項ノ規定ニ依リ規約ノ作成アリタル時成立ス
協議會ノ成立アリタルトキハ規約ノ定ムル所ニ依リ其ノ會員タル資格ヲ有スル者ハ其ノ會員トス
會長、理事及監事ハ總會ニ於テ會員、會員タル法人ノ役員又ハ會員タル團體ノ代表者ノ中ヨリ之ヲ選任ス但シ成立當時ノ會長、理事及監事ハ創立總會ニ於テ會員タル資格ヲ有スル者、會員タル資格ヲ有スル法人ノ役員又ハ會員タル資格ヲ有スル團體ノ代表者ノ中ヨリ之ヲ選任スベシ
特別ノ事由アルトキハ會長、理事又ハ監事ハ前項ニ該當セザル者ヨリ之ヲ選任スルコトヲ得
會長事故アルトキハ會長ノ指名スル理事其ノ職務ヲ代理ス
第十二條 協議會ニ評議員會ヲ置キ評議員ヲ以テ之ヲ組織ス
評議員ハ規約ノ定ムル所ニ依リ會員又ハ會員ノ推薦シタル者ノ中ヨリ總會ニ於テ之ヲ選任ス
第十三條 左ニ揭グル事項ハ總會ノ議決ヲ經ベシ
五 第一條第二項ノ業務ヲ行フ場合ニ於テハ其ノ實施方法
前項第四號及第六號乃至第八號ニ揭グル事項ノ決議ハ主務大臣ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
第十四條 總會ノ議事ハ本令又ハ規約ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外出席シタル會員ノ議決權ノ過半數ヲ以テ之ヲ決ス
會員ハ代理人ヲ以テ議決權ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
第十五條 第十三條第一項第四號ニ揭グル事項ハ總會員ノ議決權ノ過半數ヲ以テ之ヲ決ス
第十三條第一項第六號及第七號ニ揭グル事項ハ總會員ノ半數以上出席シ其ノ議決權ノ三分ノ二以上ヲ以テ之ヲ決ス
第十三條第一項第八號ニ揭グル事項ハ總會員ノ議決權ノ三分ノ二以上ヲ以テ之ヲ決ス
第十六條 第十三條第一項第四號ニ揭グル事項ハ總會ノ議ニ付スル前ニ豫メ評議員會ノ議決ヲ經ベシ
第十七條 評議員會ノ議事ハ規約ニ別段ノ定アル場合ノ外出席シタル評議員ノ議決權ノ三分ノ二以上ヲ以テ之ヲ決ス
第十四條第二項及第三項ノ規定ハ評議員會ニ之ヲ準用ス
第十八條 主務大臣必要アリト認ムルトキハ協議會ノ規約又ハ第一條第一項ノ決定ノ變更又ハ取消ヲ爲スコトヲ得
第十九條 協議會ハ規約ノ定ムル所ニ依リ會員ニ對シ經費ヲ分賦シ及過怠金ヲ課スルコトヲ得
第二十條 協議會ノ會員第一條第一項ノ決定ノ實施ニ關シ決定又ハ協定ヲ爲シタルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ之ヲ主務大臣ニ屆出ヅベシ
主務大臣必要アリト認ムルトキハ前項ノ決定又ハ協定ノ變更又ハ取消ヲ命ズルコトヲ得
第二十一條 主務大臣ハ協議會ニ對シ監督上必要ナル命令ヲ發シ又ハ處分ヲ爲スコトヲ得
第二十二條 主務大臣必要アリト認ムルトキハ當該官吏ヲシテ協議會ノ會議ニ出席シテ意見ヲ陳述セシムルコトヲ得
第二十三條 協議會ノ決議又ハ其ノ役員ノ行爲法令、規約若ハ主務大臣ノ處分ニ違反シタルトキ又ハ公益ヲ害スト認ムルトキハ主務大臣ハ左ノ處分ヲ爲スコトヲ得
第二十四條 本令中主務大臣トアルハ朝鮮ニ在リテハ朝鮮總督、臺灣ニ在リテハ臺灣總督、樺太ニ在リテハ樺太廳長官トス