東洋拓殖株式会社の営業は順調に発達し、投資額・収益額が増加、事業内容も複雑化し営業地域も拡大している。そこで副総裁一人を置いて総裁を補佐させ、社務の円滑な運営を図るとともに、参与理事制度を設けて各方面の有識者の参画を求める。また、債券発行限度は現在払込資本額の10倍(3億5千万円)だが、朝鮮・満洲・北支那方面での事業拡大に伴う資金需要に対応するため、15倍に拡張する。併せて営業地域に関する規定等についても修正を行う。
参照した発言: 第73回帝国議会 衆議院 本会議 第20号