第五百七十條ノ二 差押ニ因リ債務者カ其生活上囘復スルコト能ハサル窮迫ノ狀態ニ陷ルノ恐アル場合ニ於テ債務者カ誠實ニシテ債務履行ノ意思アリ且債權者ノ經濟ニ甚シキ影響ヲ及ホササルモノト認ム可キ顯著ナル事由アルトキハ裁判所ハ債務者ノ申立ニ因リ前條ノ規定ニ依ルノ外必要ナル限度ニ於テ差押フルコトヲ得サル財產ヲ定ムルコトヲ得
前項ノ裁判ヲ爲シタル後ニ於テ理由消滅シ又ハ事情變更シタルトキハ裁判所ハ當事者ノ申立ニ因リ又ハ職權ヲ以テ前項ノ裁判ヲ取消シ又ハ之ヲ變更スルコトヲ得
第五百二十二條第二項ノ規定ハ前二項ノ場合ニ之ヲ準用ス