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(担保附社債信託法中改正法律)
法令番号: 法律第四十四號
公布年月日: 昭和8年4月1日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
登録税法
改正:
担保附社債信託法
改正:
鉄道抵当法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル擔保附社債信託法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和八年三月三十一日
內閣總理大臣 子爵 齋藤實
大藏大臣 高橋是淸
鐵道大臣 三土忠造
司法大臣 小山松吉
法律第四十四號
擔保附社債信託法中左ノ通改正ス
第四條第九號ヲ削リ第十號ヲ第九號トシ同條ニ左ノ二號ヲ加フ
十
漁業財團抵當
十一
自動車交通事業抵當
第十九條第二項ヲ削ル
第十九條ノ二
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ信託證書ニハ前條第三號乃至第八號ニ揭ケタル事項ニ代ヘ左ノ事項ヲ記載スヘシ
一
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル旨ノ表示
二
社債ノ利率ノ最高限度
信託契約ニ於テ第一囘又ハ其ノ後ニ發行スル社債ニ付發行金額及前條第三號乃至第八號ニ揭ケタル事項ヲ定メタルトキハ其ノ事項ヲモ記載スヘシ
第十九條ノ三
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テ信託契約ニ前條第二項ノ事項ヲ定メサルトキハ委託會社ハ受託會社トノ契約ヲ以テ其ノ發行每ニ之ヲ定ムヘシ
前項ノ契約ハ信託契約ト同一ノ效力ヲ有ス
第十九條ノ四
前條第一項ノ契約ハ委託會社及受託會社ノ代表者ノ署名シタル書面ヲ以テ之ヲ爲スヘシ
第七十七條第二項ノ規定ハ前項ノ契約證書ニ之ヲ準用ス
第十九條ノ五
各社債ノ金額ハ社債ノ總額ニ付均一ナルカ又ハ最低額ヲ以テ整除シ得ヘキモノナルコトヲ要ス
第二十二條第一項第一號及第四號中「第十九條第一項」ヲ「第十九條」ニ改メ同項第四號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
四ノ二
受託會社カ擔保ノ價格ニ付調查シタル結果ノ表示
同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ前項ニ揭ケタル事項ノ外左ノ事項ヲモ公吿スヘシ但シ第十九條第三號乃至第七號ニ揭ケタル事項ハ其ノ囘ニ發行スル社債ニ關スルモノトス
一
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル旨ノ表示及其ノ囘ノ發行金額
二
旣ニ發行ニ係ル每囘ノ金額、其ノ未償還額竝未償還額ノ利率及償還期限
三
其ノ囘ノ發行ニ付第十九條ノ四第一項ノ契約證書アルトキハ其ノ證書ノ表示
四
前號ニ揭ケタル契約證書若ハ其ノ謄本ヲ應募者ノ閱覽ニ供スヘキ時及場所
前二項ノ公吿ハ受託會社ノ承認ヲ得テ之ヲ爲スヘシ
第二十四條第一項及第二十七條第二項中「第二十二條第一項」ヲ「第二十二條」ニ改ム
第三十條ニ左ノ一項ヲ加フ
前條第一項ニ依リ第三者カ社債ノ總額ヲ引受ケタル場合ニ於テハ其ノ第三者カ擔保ノ價格ニ付調查シタル結果ノ表示ヲ以テ第二十二條第一項第四號ノ二ニ揭ケタル事項ニ代フルコトヲ得
第三十一條ノ二
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ其ノ最終ノ囘ノ發行ハ信託證書作成ノ日ヨリ五年內ニ之ヲ爲スコトヲ要ス
第三十一條ノ三
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テ未タ發行セサルモノアルトキハ委託會社ハ受託會社トノ契約ヲ以テ社債ノ總額ヲ其ノ旣ニ發行シタル額ニ至ルマテ減額スルコトヲ得受託會社ハ正當ノ事由ナクシテ契約ノ締結ヲ拒ムコトヲ得ス
前項ノ契約ノ締結ニ因リ受託會社ノ受ケタル損害ハ委託會社之ヲ賠償スルコトヲ要ス
第十九條ノ三第二項及第七十七條ノ規定ハ第一項ノ契約ニ之ヲ準用ス
第三十三條ノ二
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ其ノ各囘ノ發行金額ノ引受ヲ以テ社債ノ總額ノ引受トス
第三十四條中「商法第二百四條第二項」ヲ「商法第二百四條ノ三第一項」ニ、同條第一號中「第十九條第一項」ヲ「第十九條」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ其ノ第一囘ノ發行ニ付テハ前項ニ揭ケタル事項ノ外第二十二條第二項第一號及第三號ニ揭ケタル事項ヲモ登記シ第二囘以後ノ發行ニ付テハ其ノ囘ノ發行金額竝第十九條第三號、第五號乃至第七號、第二十二條第二項第三號、前項第三號及第四號ニ揭ケタル事項ヲ其ノ發行每ニ登記スヘシ
第三十五條第一號中「第十九條第一項」ヲ「第十九條」ニ、同條第四號中「前條」ヲ「前條第一項」ニ改メ同條第二號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
二ノ二
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スルトキハ第二十二條第二項第一號及第三號ニ揭ケタル事項
第四十條第一號中「第十九條第一項」ヲ「第十九條」ニ、同條第二號中「第三十四條」ヲ「第三十四條第一項」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テハ社債原簿ニ其ノ發行每ニ前項ニ揭ケタルモノノ外第二十二條第二項第一號及第三號ニ揭ケタル事項ヲモ記載スヘシ
第六十七條ノ二
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テ或ル囘ノミノ社債權者ニ利害ノ關係アリテ其ノ他ノ囘ノ社債權者ニ損害ヲ及ホササル事項ハ其ノ囘ノ社債權者ノ集會ノ決議ヲ以テ之ヲ定ム
前項ノ社債權者ノ集會ニハ社債權者集會ニ關スル規定ヲ準用ス
第六十七條ノ三
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テ社債權者集會ノ決議カ或ル囘ノミノ社債權者ニ損害ヲ及ホスヘキトキハ其ノ囘ノ社債權者ノ集會ノ決議アルコトヲ要ス此ノ場合ニ於テハ前條第二項ノ規定ヲ準用ス
第七十七條第二項ヲ左ノ如ク改ム
第二十條、第二十一條及第三十一條ノ規定ハ前項ノ契約證書ニ之ヲ準用ス
第百九條ニ左ノ一號ヲ加フ
十四
第百十九條ノ二ニ依ル登記ヲ爲スコトヲ怠リタルトキ
第百十六條中「信託證書」ヲ「信託證書及第十九條ノ四第一項ノ契約證書アルトキハ其ノ證書」ニ改ム
第百十九條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スルトキハ不動產登記法第百十六條又ハ第百十七條ノ規定ニ拘ラス申請書ニハ社債ノ總額、社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル旨ノ表示及社債ノ利率ノ最高限度ノミヲ記載スヘシ
第百十九條ノ二
信託契約ニ依ル物上擔保附社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於テ社債ヲ發行シタルトキハ其ノ囘ノ發行金額ニ付引受又ハ募集ノ完了シタル日ヨリ二週間內ニ其ノ囘ノ發行金額及其ノ囘ノ社債ニ關スル第十九條第五號乃至第七號ニ揭ケタル事項ヲ登記スヘシ
商法第二百四條ノ三第三項ノ規定ハ前項ニ規定スル登記ノ期間ニ之ヲ準用ス
第一項ノ登記ハ其ノ社債ヲ擔保スル權利ノ登記ニ附記シテ之ヲ爲ス
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
鐵道抵當法第三十條ノ次ニ左ノ一條ヲ加フ
第三十條ノ二
擔保附社債信託法ニ依リ社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル場合ニ於ケル抵當權設定ノ登錄ハ鐵道抵當原簿ニ左ノ事項ヲ記載スルニ依リテ之ヲ爲ス
此ノ場合ニ於テハ前條第二項ノ規定ヲ準用ス
一
第七條第二項第一號乃至第三號ニ揭ケタル事項
二
社債ノ總額
三
社債ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スル旨ノ表示
四
社債ノ利率ノ最高限度
五
前條第一項第二號乃至第五號ニ揭ケタル事項
擔保附社債信託法第百十九條ノ二ノ規定ハ前項ニ規定スル社債ノ各囘ノ發行アリタル場合ノ登錄ニ關シ之ヲ準用ス
鐵道抵當法第九十二條第四號中「申請ヲ爲シタルトキ」ノ下ニ「、第三十條ノ二第二項ノ登錄ヲ爲スコトヲ怠リタルトキ」ヲ加フ
登錄稅法第十六條ノ四ノ次ニ左ノ一條ヲ加フ
第十六條ノ五
信託契約ニ依ル物上擔保附社債ニシテ其ノ總額ヲ數囘ニ分チ發行スルモノノ抵當權ノ取得ノ登記又ハ登錄ニ付テハ登錄稅ヲ課セス擔保附社債信託法第百十九條ノ二ノ規定ニ依ル登記又ハ鐵道抵當法第三十條ノ二第二項ノ規定ニ依ル登錄ヲ抵當權ノ取得ノ登記又ハ登錄ト看做シ其ノ囘ノ發行金額ヲ債權金額ト看做シテ登錄稅ヲ課ス
前項ノ抵當權ニ關シ種類ヲ異ニスル二以上ノ登記登錄ヲ受クル場合ニ於ケル登錄稅ニ關シテハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル担保附社債信託法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和八年三月三十一日
内閣総理大臣 子爵 斎藤実
大蔵大臣 高橋是清
鉄道大臣 三土忠造
司法大臣 小山松吉
法律第四十四号
担保附社債信託法中左ノ通改正ス
第四条第九号ヲ削リ第十号ヲ第九号トシ同条ニ左ノ二号ヲ加フ
十
漁業財団抵当
十一
自動車交通事業抵当
第十九条第二項ヲ削ル
第十九条ノ二
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ信託証書ニハ前条第三号乃至第八号ニ掲ケタル事項ニ代ヘ左ノ事項ヲ記載スヘシ
一
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル旨ノ表示
二
社債ノ利率ノ最高限度
信託契約ニ於テ第一回又ハ其ノ後ニ発行スル社債ニ付発行金額及前条第三号乃至第八号ニ掲ケタル事項ヲ定メタルトキハ其ノ事項ヲモ記載スヘシ
第十九条ノ三
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テ信託契約ニ前条第二項ノ事項ヲ定メサルトキハ委託会社ハ受託会社トノ契約ヲ以テ其ノ発行毎ニ之ヲ定ムヘシ
前項ノ契約ハ信託契約ト同一ノ効力ヲ有ス
第十九条ノ四
前条第一項ノ契約ハ委託会社及受託会社ノ代表者ノ署名シタル書面ヲ以テ之ヲ為スヘシ
第七十七条第二項ノ規定ハ前項ノ契約証書ニ之ヲ準用ス
第十九条ノ五
各社債ノ金額ハ社債ノ総額ニ付均一ナルカ又ハ最低額ヲ以テ整除シ得ヘキモノナルコトヲ要ス
第二十二条第一項第一号及第四号中「第十九条第一項」ヲ「第十九条」ニ改メ同項第四号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
四ノ二
受託会社カ担保ノ価格ニ付調査シタル結果ノ表示
同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ前項ニ掲ケタル事項ノ外左ノ事項ヲモ公告スヘシ但シ第十九条第三号乃至第七号ニ掲ケタル事項ハ其ノ回ニ発行スル社債ニ関スルモノトス
一
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル旨ノ表示及其ノ回ノ発行金額
二
既ニ発行ニ係ル毎回ノ金額、其ノ未償還額並未償還額ノ利率及償還期限
三
其ノ回ノ発行ニ付第十九条ノ四第一項ノ契約証書アルトキハ其ノ証書ノ表示
四
前号ニ掲ケタル契約証書若ハ其ノ謄本ヲ応募者ノ閲覧ニ供スヘキ時及場所
前二項ノ公告ハ受託会社ノ承認ヲ得テ之ヲ為スヘシ
第二十四条第一項及第二十七条第二項中「第二十二条第一項」ヲ「第二十二条」ニ改ム
第三十条ニ左ノ一項ヲ加フ
前条第一項ニ依リ第三者カ社債ノ総額ヲ引受ケタル場合ニ於テハ其ノ第三者カ担保ノ価格ニ付調査シタル結果ノ表示ヲ以テ第二十二条第一項第四号ノ二ニ掲ケタル事項ニ代フルコトヲ得
第三十一条ノ二
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ其ノ最終ノ回ノ発行ハ信託証書作成ノ日ヨリ五年内ニ之ヲ為スコトヲ要ス
第三十一条ノ三
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テ未タ発行セサルモノアルトキハ委託会社ハ受託会社トノ契約ヲ以テ社債ノ総額ヲ其ノ既ニ発行シタル額ニ至ルマテ減額スルコトヲ得受託会社ハ正当ノ事由ナクシテ契約ノ締結ヲ拒ムコトヲ得ス
前項ノ契約ノ締結ニ因リ受託会社ノ受ケタル損害ハ委託会社之ヲ賠償スルコトヲ要ス
第十九条ノ三第二項及第七十七条ノ規定ハ第一項ノ契約ニ之ヲ準用ス
第三十三条ノ二
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ其ノ各回ノ発行金額ノ引受ヲ以テ社債ノ総額ノ引受トス
第三十四条中「商法第二百四条第二項」ヲ「商法第二百四条ノ三第一項」ニ、同条第一号中「第十九条第一項」ヲ「第十九条」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ其ノ第一回ノ発行ニ付テハ前項ニ掲ケタル事項ノ外第二十二条第二項第一号及第三号ニ掲ケタル事項ヲモ登記シ第二回以後ノ発行ニ付テハ其ノ回ノ発行金額並第十九条第三号、第五号乃至第七号、第二十二条第二項第三号、前項第三号及第四号ニ掲ケタル事項ヲ其ノ発行毎ニ登記スヘシ
第三十五条第一号中「第十九条第一項」ヲ「第十九条」ニ、同条第四号中「前条」ヲ「前条第一項」ニ改メ同条第二号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
二ノ二
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スルトキハ第二十二条第二項第一号及第三号ニ掲ケタル事項
第四十条第一号中「第十九条第一項」ヲ「第十九条」ニ、同条第二号中「第三十四条」ヲ「第三十四条第一項」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テハ社債原簿ニ其ノ発行毎ニ前項ニ掲ケタルモノノ外第二十二条第二項第一号及第三号ニ掲ケタル事項ヲモ記載スヘシ
第六十七条ノ二
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テ或ル回ノミノ社債権者ニ利害ノ関係アリテ其ノ他ノ回ノ社債権者ニ損害ヲ及ホササル事項ハ其ノ回ノ社債権者ノ集会ノ決議ヲ以テ之ヲ定ム
前項ノ社債権者ノ集会ニハ社債権者集会ニ関スル規定ヲ準用ス
第六十七条ノ三
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テ社債権者集会ノ決議カ或ル回ノミノ社債権者ニ損害ヲ及ホスヘキトキハ其ノ回ノ社債権者ノ集会ノ決議アルコトヲ要ス此ノ場合ニ於テハ前条第二項ノ規定ヲ準用ス
第七十七条第二項ヲ左ノ如ク改ム
第二十条、第二十一条及第三十一条ノ規定ハ前項ノ契約証書ニ之ヲ準用ス
第百九条ニ左ノ一号ヲ加フ
十四
第百十九条ノ二ニ依ル登記ヲ為スコトヲ怠リタルトキ
第百十六条中「信託証書」ヲ「信託証書及第十九条ノ四第一項ノ契約証書アルトキハ其ノ証書」ニ改ム
第百十九条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スルトキハ不動産登記法第百十六条又ハ第百十七条ノ規定ニ拘ラス申請書ニハ社債ノ総額、社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル旨ノ表示及社債ノ利率ノ最高限度ノミヲ記載スヘシ
第百十九条ノ二
信託契約ニ依ル物上担保附社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於テ社債ヲ発行シタルトキハ其ノ回ノ発行金額ニ付引受又ハ募集ノ完了シタル日ヨリ二週間内ニ其ノ回ノ発行金額及其ノ回ノ社債ニ関スル第十九条第五号乃至第七号ニ掲ケタル事項ヲ登記スヘシ
商法第二百四条ノ三第三項ノ規定ハ前項ニ規定スル登記ノ期間ニ之ヲ準用ス
第一項ノ登記ハ其ノ社債ヲ担保スル権利ノ登記ニ附記シテ之ヲ為ス
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
鉄道抵当法第三十条ノ次ニ左ノ一条ヲ加フ
第三十条ノ二
担保附社債信託法ニ依リ社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル場合ニ於ケル抵当権設定ノ登録ハ鉄道抵当原簿ニ左ノ事項ヲ記載スルニ依リテ之ヲ為ス
此ノ場合ニ於テハ前条第二項ノ規定ヲ準用ス
一
第七条第二項第一号乃至第三号ニ掲ケタル事項
二
社債ノ総額
三
社債ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スル旨ノ表示
四
社債ノ利率ノ最高限度
五
前条第一項第二号乃至第五号ニ掲ケタル事項
担保附社債信託法第百十九条ノ二ノ規定ハ前項ニ規定スル社債ノ各回ノ発行アリタル場合ノ登録ニ関シ之ヲ準用ス
鉄道抵当法第九十二条第四号中「申請ヲ為シタルトキ」ノ下ニ「、第三十条ノ二第二項ノ登録ヲ為スコトヲ怠リタルトキ」ヲ加フ
登録税法第十六条ノ四ノ次ニ左ノ一条ヲ加フ
第十六条ノ五
信託契約ニ依ル物上担保附社債ニシテ其ノ総額ヲ数回ニ分チ発行スルモノノ抵当権ノ取得ノ登記又ハ登録ニ付テハ登録税ヲ課セス担保附社債信託法第百十九条ノ二ノ規定ニ依ル登記又ハ鉄道抵当法第三十条ノ二第二項ノ規定ニ依ル登録ヲ抵当権ノ取得ノ登記又ハ登録ト看做シ其ノ回ノ発行金額ヲ債権金額ト看做シテ登録税ヲ課ス
前項ノ抵当権ニ関シ種類ヲ異ニスル二以上ノ登記登録ヲ受クル場合ニ於ケル登録税ニ関シテハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
本文
詳細・沿革