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(台湾総督府地方官官制中改正台湾総督府港務所官制及台湾総督府臨時海港検疫所官制廃止ノ件)
法令番号: 勅令第四百三十二號
公布年月日: 大正13年12月25日
法令の形式: 勅令
被改正法
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廃止:
台湾総督府臨時海港検疫所官制
廃止:
台湾総督府港務所官制
改正:
台湾総督府地方官官制
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ臺灣總督府地方官官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十三年十二月二十五日
內閣總理大臣 子爵 加藤高明
勅令第四百三十二號
臺灣總督府地方官官制中左ノ通改正ス
第二條
州及廳ニハ通シテ左ノ職員ヲ置ク
知事 五人 勅任
廳長 二人 奏任
事務官 十人 奏任
地方理事官 專任二十六人 奏任
地方警視 專任十五人 奏任
地方技師 專任十六人 奏任
視學 專任十二人 判任
屬 專任四百一人 判任
警部 專任二百二十人 判任
技手 專任百四十四人 判任
通譯 專任十六人 判任
警部補 專任二百七十人 判任
稅務吏 專任百一人 判任
森林主事 專任百三人 判任
前項職員ノ中知事、事務官及地方技師ハ州ニ、廳長ハ廳ニ之ヲ置ク
第三條
地方理事官、地方警視、地方技師及判任官ノ各州及各廳ニ於ケル定員ハ臺灣總督之ヲ定ム
第四條中「高等官官等俸給令第二十三條第三項」ヲ「大正九年勅令第二百六十二號第一條」ニ、「技師」ヲ「地方技師」ニ、「前二條」ヲ「第二條」ニ改ム
第十條中「理事官」ヲ「地方理事官」ニ、「警視」ヲ「地方警視」ニ改ム
第十四條、第十六條、第二十八條、第三十條及第三十六條中「警視」ヲ「地方警視」ニ改ム
第十五條及第三十一條中「理事官」ヲ「地方理事官」ニ改ム
第十七條、第三十五條及第四十二條中「技師」ヲ「地方技師」ニ改ム
第三十二條第二項ヲ左ノ如ク改ム
郡ノ數ハ四十六、市ノ數ハ五トス
第三十三條
郡及市ニハ通シテ左ノ職員ヲ置ク
郡守
市尹
助役
地方理事官 五十六人 奏任
地方技師 專任一人 奏任
視學 專任五十一人 判任
屬 專任三百五十六人 判任
技手 專任五十一人 判任
前項職員ノ中郡守ハ郡ニ、市尹、助役及地方技師ハ市ニ之ヲ置ク
郡守、市尹及助役ハ地方理事官ヲ以テ之ニ充ツ
地方技師及判任官ノ各州ニ於ケル定員ハ臺灣總督、各郡及各市ニ於ケル定員ハ知事之ヲ定ム
臺灣總督ハ州ノ地方警視、警部、警部補又ハ巡查ヲ郡ニ配置スルコトヲ得
第三十四條中「理事官」ヲ「助役」ニ改メ「專任」及第二項ヲ削ル
第四十一條中「理事官」ヲ「助役」ニ改ム
第四十七條
臺北州及高雄州ニ港務部ヲ置ク
港務部ノ事務ノ分掌ハ臺灣總督之ヲ定ム
第四十八條
港務部ニ左ノ職員ヲ置ク
部長
港務官 專任一人 奏任
港務醫官 專任一人 奏任
港務屬 專任二人 判任
港吏 專任四人 判任
港務醫官補 專任一人 判任
港務獸醫 專任一人 判任
港務調劑手 專任一人 判任
第四十九條
部長ハ州警務部長ヲ以テ之ニ充ツ
部長ハ知事ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌理ス
部長ハ其ノ所管事務ニ關シテハ警察官吏ヲ指揮スルコトヲ得
第五十條
港務官ハ上官ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌ル
第五十一條
港務醫官ハ上官ノ命ヲ承ケ檢疫及醫務ヲ掌ル
第五十二條
港務屬ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
港吏ハ上官ノ指揮ヲ承ケ部務ニ從事ス
港務醫官補ハ上官ノ指揮ヲ承ケ檢疫及醫務ニ從事ス
港務獸醫ハ上官ノ指揮ヲ承ケ獸畜ニ關スル檢疫、檢查及醫務ニ從事ス
港務調劑手ハ上官ノ指揮ヲ承ケ調劑ニ從事ス
第五十三條
知事ハ臨時必要アリト認ムルトキハ檢疫又ハ醫務ニ從事セシムル爲豫算定額內ニ於テ港務部ニ檢疫員又ハ檢疫醫員ヲ置クコトヲ得
檢疫員及檢疫醫員ハ判任官ノ待遇トス
檢疫員及檢疫醫員ニ關スル規程ハ臺灣總督之ヲ定ム
第五十四條
港務部ノ位置及其ノ管轄區域ハ臺灣總督之ヲ定ム
知事ハ必要ト認ムル地ニ港務部ノ支部ヲ置クコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
臺灣總督府港務所官制及臺灣總督府臨時海港檢疫所官制ハ之ヲ廢止ス
本令施行ノ際現ニ臺灣總督府州又ハ廳ノ理事官、警視又ハ技師ノ職ニ在ル者別ニ辭令ヲ發セラレサルトキハ各臺灣總督府ノ地方理事官、地方警視又ハ地方技師ニ同官等俸給ヲ以テ任セラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ臺灣總督府ノ港務官、港務醫官、港務書記、港吏、港務醫官補、港務獸醫又ハ港務調劑手ノ職ニ在ル者別ニ辭令ヲ發セラレサルトキハ各臺灣總督府州ノ港務官、港務醫官、港務屬、港吏、港務醫官補、港務獸醫又ハ港務調劑手ニ同官等俸給ヲ以テ任セラレタルモノトス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ台湾総督府地方官官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十三年十二月二十五日
内閣総理大臣 子爵 加藤高明
勅令第四百三十二号
台湾総督府地方官官制中左ノ通改正ス
第二条
州及庁ニハ通シテ左ノ職員ヲ置ク
知事 五人 勅任
庁長 二人 奏任
事務官 十人 奏任
地方理事官 専任二十六人 奏任
地方警視 専任十五人 奏任
地方技師 専任十六人 奏任
視学 専任十二人 判任
属 専任四百一人 判任
警部 専任二百二十人 判任
技手 専任百四十四人 判任
通訳 専任十六人 判任
警部補 専任二百七十人 判任
税務吏 専任百一人 判任
森林主事 専任百三人 判任
前項職員ノ中知事、事務官及地方技師ハ州ニ、庁長ハ庁ニ之ヲ置ク
第三条
地方理事官、地方警視、地方技師及判任官ノ各州及各庁ニ於ケル定員ハ台湾総督之ヲ定ム
第四条中「高等官官等俸給令第二十三条第三項」ヲ「大正九年勅令第二百六十二号第一条」ニ、「技師」ヲ「地方技師」ニ、「前二条」ヲ「第二条」ニ改ム
第十条中「理事官」ヲ「地方理事官」ニ、「警視」ヲ「地方警視」ニ改ム
第十四条、第十六条、第二十八条、第三十条及第三十六条中「警視」ヲ「地方警視」ニ改ム
第十五条及第三十一条中「理事官」ヲ「地方理事官」ニ改ム
第十七条、第三十五条及第四十二条中「技師」ヲ「地方技師」ニ改ム
第三十二条第二項ヲ左ノ如ク改ム
郡ノ数ハ四十六、市ノ数ハ五トス
第三十三条
郡及市ニハ通シテ左ノ職員ヲ置ク
郡守
市尹
助役
地方理事官 五十六人 奏任
地方技師 専任一人 奏任
視学 専任五十一人 判任
属 専任三百五十六人 判任
技手 専任五十一人 判任
前項職員ノ中郡守ハ郡ニ、市尹、助役及地方技師ハ市ニ之ヲ置ク
郡守、市尹及助役ハ地方理事官ヲ以テ之ニ充ツ
地方技師及判任官ノ各州ニ於ケル定員ハ台湾総督、各郡及各市ニ於ケル定員ハ知事之ヲ定ム
台湾総督ハ州ノ地方警視、警部、警部補又ハ巡査ヲ郡ニ配置スルコトヲ得
第三十四条中「理事官」ヲ「助役」ニ改メ「専任」及第二項ヲ削ル
第四十一条中「理事官」ヲ「助役」ニ改ム
第四十七条
台北州及高雄州ニ港務部ヲ置ク
港務部ノ事務ノ分掌ハ台湾総督之ヲ定ム
第四十八条
港務部ニ左ノ職員ヲ置ク
部長
港務官 専任一人 奏任
港務医官 専任一人 奏任
港務属 専任二人 判任
港吏 専任四人 判任
港務医官補 専任一人 判任
港務獣医 専任一人 判任
港務調剤手 専任一人 判任
第四十九条
部長ハ州警務部長ヲ以テ之ニ充ツ
部長ハ知事ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌理ス
部長ハ其ノ所管事務ニ関シテハ警察官吏ヲ指揮スルコトヲ得
第五十条
港務官ハ上官ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌ル
第五十一条
港務医官ハ上官ノ命ヲ承ケ検疫及医務ヲ掌ル
第五十二条
港務属ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
港吏ハ上官ノ指揮ヲ承ケ部務ニ従事ス
港務医官補ハ上官ノ指揮ヲ承ケ検疫及医務ニ従事ス
港務獣医ハ上官ノ指揮ヲ承ケ獣畜ニ関スル検疫、検査及医務ニ従事ス
港務調剤手ハ上官ノ指揮ヲ承ケ調剤ニ従事ス
第五十三条
知事ハ臨時必要アリト認ムルトキハ検疫又ハ医務ニ従事セシムル為予算定額内ニ於テ港務部ニ検疫員又ハ検疫医員ヲ置クコトヲ得
検疫員及検疫医員ハ判任官ノ待遇トス
検疫員及検疫医員ニ関スル規程ハ台湾総督之ヲ定ム
第五十四条
港務部ノ位置及其ノ管轄区域ハ台湾総督之ヲ定ム
知事ハ必要ト認ムル地ニ港務部ノ支部ヲ置クコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
台湾総督府港務所官制及台湾総督府臨時海港検疫所官制ハ之ヲ廃止ス
本令施行ノ際現ニ台湾総督府州又ハ庁ノ理事官、警視又ハ技師ノ職ニ在ル者別ニ辞令ヲ発セラレサルトキハ各台湾総督府ノ地方理事官、地方警視又ハ地方技師ニ同官等俸給ヲ以テ任セラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ台湾総督府ノ港務官、港務医官、港務書記、港吏、港務医官補、港務獣医又ハ港務調剤手ノ職ニ在ル者別ニ辞令ヲ発セラレサルトキハ各台湾総督府州ノ港務官、港務医官、港務属、港吏、港務医官補、港務獣医又ハ港務調剤手ニ同官等俸給ヲ以テ任セラレタルモノトス
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