第一條 韓國ニ於ケル意匠ニ關シテハ意匠法ニ依ル但シ同法中農商務大臣トアルハ統監ニ、特許局トアルハ統監府特許局ニ、裁判所トアルハ理事廳及統監府法務院ニ、區裁判所トアルハ理事廳ニ、大審院トアルハ統監府法務院ニ該當ス
特許法第六條ノ帝國ハ本令ノ適用上日本國若ハ韓國ニ該當ス
第二條 日本國若ハ韓國ノ皇室御紋章ト同一又ハ類似ノ形狀、模樣ヲ有スル意匠ハ登錄ヲ受クルコトヲ得ス
登錄ヲ受ケタル意匠ニシテ前項ノ規定ニ違反シタルモノナルトキハ其ノ登錄ヲ無效トス
登錄ヲ受ケタル意匠前項ノ規定ニ該當スルコトヲ發見シタル者ハ其ノ登錄ヲ無效トスル爲統監府特許局ニ審判ヲ請求スルコトヲ得
第三條 本令ハ日韓兩國ノ臣民ニ對シ意匠ニ付同樣ノ保護ヲ與ヘ且韓國ニ於テ意匠ノ保護ニ關シ治外法權ヲ行使セサル國ノ臣民及人民ニモ之ヲ適用ス