非常特別税法の継続案に関連して、税制度の整理と財政基盤の確立を目的に、大蔵省に税法審査委員会を設置し、その後さらに貴衆両院議員や有識者による税法整理案審査会を設けて慎重な審議を行った。整理案の主眼は、財政経済両面からの利害得失を検討し、財政要求を損なわない範囲で経済的障害を除去し、国庫の充実と産業発展の両立を図ることにあった。また、租税負担の不均衡解消も目指した。戦後経営の財政計画上、新たな歳入増加の必要性から、砂糖消費税の増徴を含む措置を講じることとなった。
参照した発言:
第24回帝国議会 衆議院 本会議 第3号