第一條 本令ハ鹽專賣法施行ノ際販賣ノ目的ヲ以テ所有シ又ハ所持スル鹽ニ關シ之ヲ適用ス
第二條 鹽ヲ所有シ又ハ所持スル者ハ明治三十八年六月五日迄ニ其ノ數量及所在ヲ鹽所在地ノ所轄稅務署ニ申吿スヘシ
第四條 鹽ヲ所有シ又ハ所持スル者ハ前條ノ査定數量ニ依リ明治三十八年六月三十日迄ニ其ノ鹽稅ヲ納ムヘシ
納稅者ハ前條ノ査定數量ヲ區分シ前項ノ期限內ニ於テ各區分ニ對スル鹽稅ヲ分納スルコトヲ得
第五條 鹽ヲ所有シ又ハ所持スル者ハ鹽稅ニ相當スル擔保ヲ提供シ三箇月以內鹽稅ノ延納ヲ請求スルコトヲ得
前項ニ依リ提供スヘキ擔保物ハ金錢又ハ稅務署長ノ適當ト認メタル有價證券ニ限ル
擔保ヲ提供セムトスル者ハ前項ノ擔保物ヲ供託シ其ノ供託受領證ヲ稅務署ニ提出スヘシ
第六條 收稅官吏又ハ鹽務官吏ハ必要ト認ムルトキハ鹽ノ貯藏場、鹽ノ販賣場其ノ他鹽ノ所在ト認ムル場所ニ立入リ檢査ヲ爲スコトヲ得