露領サハリン島近海での漁業において、日本の無頼の徒が現地の不良分子と結託し、正当な営業者への妨害行為が増加している。また、黒龍江沿道総督が新たな漁業規則を発布したことを受け、正当な漁業者保護の必要性が急務となっている。本来は政府案として外務省・農商務省で立案予定だったが、議会日程の制約から、政府原案をそのまま議員提案として提出することとした。速やかな法案成立により、国益および当業者の利益を守ることを目指している。
参照した発言: 第16回帝国議会 衆議院 本会議 第17号