参議院選挙区選出議員の定数配分において、選挙区間の不均衡が拡大し、平成22年国勢調査では議員一人当たりの人口較差が最大1対5.12となっている。また、平成21年の最高裁判決で投票価値の平等の観点から適切な検討を求められた。これを受け、参議院では選挙制度の見直しを検討してきたが、全会派の合意には至らなかった。そこで平成25年の通常選挙に向けた較差是正と、平成28年の通常選挙に向けた選挙制度の抜本的見直しの検討を行うため、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第180回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号