参議院選挙区選出議員の定数配分において、選挙区間の議員一人当たり人口較差が最大1対5.18となっており、また平成16年の最高裁判決で次回選挙での較差是正がなされない場合は違憲判断の可能性が指摘された。これを受け、参議院では定数較差是正に向けた検討を重ね、与党は二院制の趣旨や参議院の機能を踏まえ、現行選挙制度の基本的枠組みを維持しつつ、平成19年の通常選挙に向けた当面の是正策として本法案を提出した。具体的には、東京都選挙区を8人から10人、千葉県選挙区を4人から6人に増員し、栃木県・群馬県選挙区をそれぞれ4人から2人に減員することで、較差を1対4.84に縮小することを目的とする。
参照した発言:
第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
栃木県 四人 |
群馬県 四人 |
栃木県 二人 |
群馬県 二人 |
千葉県 四人 |
東京都 八人 |
千葉県 六人 |
東京都 十人 |