昭和36年制定の踏切道改良促進法に基づき、踏切道の立体交差化等の改良を進めてきたが、対象踏切道が膨大で、改良指定期間の延長を重ねてきた。踏切事故は減少傾向にあるものの、平成11年度でも465件の事故と292名の死傷者が発生し、また交通遮断量の著しく高いボトルネック踏切が全国に約1000カ所存在するため、引き続き強力な事故防止対策が必要である。このような状況を踏まえ、改良措置期間の延長、都道府県知事による踏切道指定の申し出制度の創設、改良計画作成時の国土交通大臣による裁定制度の創設等を行うため、本法律案を提案する。
参照した発言:
第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号