不法入国者の再増加や、退去強制された外国人の再入国・不法残留の増加に対応する必要性が生じている一方で、規制緩和の一環として正規在留外国人の負担軽減を図る観点から入国・在留手続の簡素化を実施する必要がある。そこで、不法入国・不法上陸後の不法在留行為に対する罰則を新設し、被退去強制者の上陸拒否期間を1年から5年に伸長するとともに、正規在留者の再入国許可の有効期間を1年から3年に伸長することで、不法入国等への厳格な対処と正規在留外国人への手続緩和を図るため、法改正を行うものである。
参照した発言:
第145回国会 参議院 本会議 第13号