簡易生命保険法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第53号
公布年月日: 平成11年5月28日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

近年、慢性疾患を抱えながらも日常生活や仕事を支障なく送る人が増加している状況を踏まえ、一病息災の時代に対応した簡易生命保険の保障内容の充実を図るため改正を行うものである。具体的には、被保険者の死亡時に支払われる保険金額を死亡原因に応じて異なる額とする制度を新設する。施行期日は公布の日から1年を超えない範囲内において政令で定める日からとする。

参照した発言:
第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号

審議経過

第145回国会

参議院
(平成11年4月15日)
(平成11年4月20日)
(平成11年4月21日)
衆議院
(平成11年5月12日)
(平成11年5月19日)
(平成11年5月21日)
簡易生命保険法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
平成十一年五月二十八日
内閣総理大臣 小渕恵三
法律第五十三号
簡易生命保険法の一部を改正する法律
簡易生命保険法(昭和二十四年法律第六十八号)の一部を次のように改正する。
第二十一条第二項中「により、」の下に「死亡の原因又は」を加える。
第二十二条中「保険金額に」を「保険金額(前条第二項の規定により主たる被保険者が死亡したことにより支払う場合の保険金額を死亡の原因に応じて異なる額とする保険契約にあつては、当該異なる額のうち最も多い額とする。)に」に改める。
第五十一条第一項中「事由」の下に「、死亡の原因」を加える。
附 則
この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。
郵政大臣 野田聖子
内閣総理大臣 小渕恵三