真珠養殖事業法は、真珠の品質向上のための国営検査実施等により輸出促進を図ることを目的として昭和27年に制定された。しかし、世界市場での日本産真珠の高い評価の確立や、国内消費増加に伴う輸出割合の低下など、真珠産業を取り巻く状況は大きく変化している。規制緩和への要請が高まる中、国営検査等による品質向上措置の意義は失われているため、平成11年1月1日をもって同法を廃止することとした。
参照した発言: 第142回国会 参議院 農林水産委員会 第3号