学校図書館は教育課程の展開に寄与し、児童生徒の健全な教養を育成する重要な施設だが、これまで十分な機能を発揮できていなかった。今日の生涯学習社会、情報化社会において、学校図書館は学習情報センターとして中核的役割を果たすことが期待されている。しかし、現行法では司書教諭の設置が「当分の間置かないことができる」とされ、40年以上経過した今日でも全国でわずか500名程度にとどまっている。そこで、学校図書館の充実を期し、司書教諭の設置の計画的拡充と養成のための講習を行う教育機関の拡充を図るため、本法改正案を提案する。
参照した発言:
第140回国会 参議院 文教委員会 第9号