近年の食生活の多様化や輸送手段の発達により、植物の輸入が量的に増加し質的にも多様化している。これに伴い有害動植物の種類も増加し、国内への侵入可能性が高まっているため、より効果的な植物検疫の実施が求められている。また、世界貿易機関設立マラケシュ協定の発効により、植物検疫制度の国際的調和も必要となっている。このような状況を踏まえ、有害動植物の危険度に応じた検疫措置を実施するとともに、検疫手続をより迅速に行うため、本法律案を提出することとした。
参照した発言:
第136回国会 参議院 農林水産委員会 第5号