国際復興開発銀行(世界銀行)は開発途上国への開発援助において中心的役割を果たしている。1994年5月、世界銀行は開発途上国の地球環境保全への取り組みを資金的に支援するための基金設置を決議した。これを受け、日本は地球規模の環境問題に積極的に貢献するため、同基金に457億円を拠出することとし、平成6年度補正予算では114億円を計上している。本法案は、政府が予算の範囲内で世界銀行の環境保全支援基金に外国通貨または本邦通貨で拠出できることとし、また国債による拠出を可能とするため、その発行・償還等に関する必要事項を定めるものである。
参照した発言:
第132回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号