農業改良資金制度は、昭和31年の発足以来、農業経営の安定と生産力増強に寄与してきた。しかし近年、農業就業者の高齢化と後継者激減による担い手不足、土地利用型農業における規模拡大の遅れ、国際化や消費者ニーズの多様化への対応、保証制度の見直し要請など、新たな課題が生じている。これらの状況を踏まえ、次代を担う農業者の育成確保、農業経営規模の拡大、農産物の高付加価値化等を図るため、本資金制度を改正する必要があり、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第123回国会 参議院 農林水産委員会 第2号