我が国は自然災害が多く、防災対策を推進しているにもかかわらず、毎年多くの人命が失われ、重度の障害を負う事態が続いている。特に最近の雲仙・普賢岳噴火災害では大規模火砕流により40名が死亡、3名が行方不明となるなど、悲惨な状況が発生している。こうした中、社会経済情勢の変化により、災害弔慰金および災害障害見舞金の支給限度額引き上げ等への要望が強まっている。このため、災害弔慰金の支給限度額を300万円から500万円に、災害障害見舞金の支給限度額を150万円から250万円に引き上げるとともに、これらの改正を平成3年6月3日以後に発生した災害にさかのぼって適用することとする。
参照した発言:
第121回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号