下水道は生活環境の確保と公共用水域の水質保全に不可欠な施設であり、政府は六次にわたる五カ年計画を策定し整備を推進してきた。その結果、平成二年度末の普及率は約44%に達する見込みだが、国民の要望に十分応えられていない。良好な生活環境の確保による豊かな国民生活の実現と、公共用水域の水質汚濁防止のため、下水道整備の推進は現下の急務である。このような状況を踏まえ、下水道の緊急かつ計画的な整備を促進するため、現行の第六次下水道整備五カ年計画に続き、平成三年度を初年度とする第七次下水道整備五カ年計画を策定することとした。
参照した発言:
第120回国会 参議院 建設委員会 第5号