乳業施設資金融通制度は、酪農・乳業の発展のため1961年に創設され、1989年度までに373件、約245億円の融資実績を上げ、中小乳業の合理化・近代化に貢献してきた。しかし近年、国際化の進展、消費者ニーズの多様化・高度化、技術革新の急速な進展など、酪農・乳業を取り巻く環境が大きく変化している。そのため、施設の改良や零細施設の統廃合、適正な施設配置などを通じた中小乳業の体質強化が急務となっている。これらの課題に対応するため、1991年3月31日で期限切れとなる本制度を1996年3月31日まで5年間延長しようとするものである。
参照した発言:
第120回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号