国立学校設置法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第32号
公布年月日: 平成2年6月19日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

東京工業大学に生命理工学部を設置して教育研究体制を整備するとともに、先端科学技術分野の進展に対応し、基礎研究の推進と高度研究者・技術者の養成及び再教育を行うため、北陸先端科学技術大学院大学を大学院大学として新設する。また、茨城大学及び山口大学の工業短期大学部を廃止し、それぞれの工学部に統合する。北陸先端科学技術大学院大学は本年10月1日に設置し平成4年度から学生受入れを開始、両工業短期大学部は平成3年度から学生募集を停止し平成4年度限りで廃止する。

参照した発言:
第118回国会 衆議院 文教委員会 第9号

審議経過

第118回国会

衆議院
文教委員会 - 第9号
(平成2年4月27日)
文教委員会 - 第10号
(平成2年5月25日)
文教委員会 - 第11号
(平成2年5月30日)
本会議 - 第20号
(平成2年5月31日)
参議院
文教委員会 - 第4号
(平成2年6月1日)
文教委員会 - 第5号
(平成2年6月12日)
本会議 - 第14号
(平成2年6月13日)
国立学校設置法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
平成二年六月十九日
内閣総理大臣　海部俊樹
法律第三十二号
国立学校設置法の一部を改正する法律
国立学校設置法（昭和二十四年法律第百五十号）の一部を次のように改正する。
第三条第一項の表東京工業大学の項中「工学部」を「
工学部
生命理工学部
」に改める。
第三条の三の見出しを「（学校教育法第六十八条の二に定める国立大学）」に改め、同条第一項を次のように改める。
学校教育法第六十八条の二に定める国立大学として、次に掲げる大学を置く。
北陸先端科学技術大学院大学
総合研究大学院大学
第三条の三第三項中「総合研究大学院大学」を「第一項の国立大学」に改め、同項を同条第四項とし、同条中第二項を第三項とし、第一項の次に次の一項を加える。
２　北陸先端科学技術大学院大学の位置は、石川県とする。
第三条の四第二項の表中「
茨城大学工業短期大学部
茨城県
茨城大学
筑波大学医療技術短期大学部
筑波大学
」を「
筑波大学医療技術短期大学部
茨城県
筑波大学
」に、「
山口大学医療技術短期大学部
山口県
山口大学
山口大学工業短期大学部
」を「
山口大学医療技術短期大学部
山口県
山口大学
」に改める。
附　則
（施行期日）
１　この法律は、公布の日から施行する。ただし、第三条の三の改正規定は平成二年十月一日から、第三条の四第二項の表の改正規定は平成五年四月一日から施行する。
（茨城大学工業短期大学部及び山口大学工業短期大学部の存続に関する経過措置）
２　茨城大学工業短期大学部及び山口大学工業短期大学部は、改正後の第三条の四第二項の規定にかかわらず、平成五年三月三十一日に当該短期大学部に在学する者が当該短期大学部に在学しなくなる日までの間、存続するものとする。
（北陸先端科学技術大学院大学の学生の入学）
３　北陸先端科学技術大学院大学は、平成四年度から学生を入学させるものとする。
文部大臣　保利耕輔
内閣総理大臣　海部俊樹