大豆及びなたねは、食生活上重要な農産物であり、畑作の輪作体系や水田農業の確立においても重要な作物である。昭和36年から大豆なたね交付金暫定措置法に基づき生産確保と農家所得の安定に努めてきたが、制度発足から25年が経過し、生産事情や需給事情の変化に現行制度では適切に対応できない状況が生じている。このため、生産状況を的確に反映させ、生産性の向上及び品質の改善に資するよう、基準価格の算定方式の見直し、種類等に応じた基準価格の設定、標準販売価格への最低標準額の設定等の措置を講ずる必要がある。
参照した発言:
第109回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号