資金運用部資金は、郵便貯金や厚生年金積立金等の政府資金を統合管理し、財政投融資の原資として重要な役割を果たしている。近年の経済金融環境の変化に対応し、その機能を円滑に発揮して国民経済の要請に応えるため、資金運用部預託利率を市場金利の動向に応じて弾力的に変更し、また運用対象を外国債にまで拡大する必要がある。このため、預託利率の法定制を改め、運用対象を外国政府、国際機関及び外国の特別法人の発行する債券にまで拡大することを目的として、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第108回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号