下水道は生活環境の確保と公共用水域の水質保全に不可欠な施設であり、これまでの五次にわたる整備五カ年計画により、昭和60年度末で普及率約36%に達する見込みである。しかし、欧米諸国と比べ整備水準は著しく立ち遅れており、特に閉鎖性水域の水質改善のため、下水道整備の積極的推進が必要である。このような状況を踏まえ、下水道の緊急かつ計画的な整備促進のため、昭和61年度を初年度とする第六次下水道整備五カ年計画を策定することとし、建設大臣が計画案を作成し閣議決定を求めることを定めるため、本法改正を提案するものである。
参照した発言:
第104回国会 衆議院 建設委員会 第5号