調理師法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第89号
公布年月日: 昭和56年6月20日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

近年の生活水準向上や食生活の多様化に伴う外食依存の増加により、多数人に食事を提供する施設での調理業務の質的向上を図る必要性が生じている。そのため、集団給食施設や飲食店等の設置者・営業者に対し、施設ごとに調理師を配置するよう努力義務を課すとともに、調理師の資質向上を目的として、厚生大臣が調理技術に関する審査を実施できることとし、その事務を指定団体へ委託することを可能とするものである。

参照した発言:
第94回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号

審議経過

第94回国会

衆議院
(昭和56年5月28日)
(昭和56年5月28日)
参議院
(昭和56年6月2日)
(昭和56年6月3日)
調理師法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和五十六年六月二十日
内閣総理大臣臨時代理 国務大臣 中曾根康弘
法律第八十九号
調理師法の一部を改正する法律
調理師法(昭和三十三年法律第百四十七号)の一部を次のように改正する。
第八条の次に次の二条を加える。
(調理師の設置)
第八条の二 多数人に対して飲食物を調理して供与する施設又は営業で厚生省令の定めるものの設置者又は営業者は、当該施設又は営業における調理の業務を行わせるため、当該施設又は営業の施設ごとに、調理師を置くように努めなければならない。
(調理技術の審査)
第八条の三 厚生大臣は、調理師の資質の向上に資するため、調理技術に関する審査を行うことができる。
2 厚生大臣は、前項の調理技術に関する審査の事務で厚生省令の定めるものをその指定する団体に委託することができる。
3 第一項の調理技術に関する審査に関し必要な事項は、厚生省令で定める。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
厚生大臣 村山達雄
内閣総理大臣臨時代理 国務大臣 中曾根康弘
調理師法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和五十六年六月二十日
内閣総理大臣臨時代理 国務大臣 中曽根康弘
法律第八十九号
調理師法の一部を改正する法律
調理師法(昭和三十三年法律第百四十七号)の一部を次のように改正する。
第八条の次に次の二条を加える。
(調理師の設置)
第八条の二 多数人に対して飲食物を調理して供与する施設又は営業で厚生省令の定めるものの設置者又は営業者は、当該施設又は営業における調理の業務を行わせるため、当該施設又は営業の施設ごとに、調理師を置くように努めなければならない。
(調理技術の審査)
第八条の三 厚生大臣は、調理師の資質の向上に資するため、調理技術に関する審査を行うことができる。
2 厚生大臣は、前項の調理技術に関する審査の事務で厚生省令の定めるものをその指定する団体に委託することができる。
3 第一項の調理技術に関する審査に関し必要な事項は、厚生省令で定める。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
厚生大臣 村山達雄
内閣総理大臣臨時代理 国務大臣 中曽根康弘