商工会の組織等に関する法律の一部を改正する法律
法令番号: 法律第47号
公布年月日: 昭和56年5月22日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

商工会は、地域の商工業の総合的な改善発達に大きな役割を果たしてきたが、法制定後20年を経た現在、商工会自体の基盤強化を踏まえ、地域の商工業振興とともに地域社会の諸側面において重要な役割を果たすことが期待されている。このため、商工会及び商工会連合会の事業活動をより一層促進する必要があることから、商工会の組織等に関する法律の改正を提案することとした。改正では、商工会の目的に社会一般の福祉の増進を追加し、事業範囲を拡大するとともに、商工業者以外の者の会員加入を可能とし、理事定数の増加等を行うこととしている。

参照した発言:
第94回国会 衆議院 商工委員会 第9号

審議経過

第94回国会

参議院
商工委員会 - 第3号
(昭和56年3月31日)
衆議院
商工委員会 - 第9号
(昭和56年4月8日)
商工委員会 - 第10号
(昭和56年4月15日)
商工委員会 - 第12号
(昭和56年4月22日)
本会議 - 第21号
(昭和56年4月23日)
参議院
商工委員会 - 第8号
(昭和56年5月7日)
商工委員会 - 第9号
(昭和56年5月12日)
商工委員会 - 第10号
(昭和56年5月14日)
本会議 - 第18号
(昭和56年5月15日)
商工会の組織等に関する法律の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和五十六年五月二十二日
内閣総理大臣　鈴木善幸
法律第四十七号
商工会の組織等に関する法律の一部を改正する法律
商工会の組織等に関する法律（昭和三十五年法律第八十九号）の一部を次のように改正する。
第一条中「図るため」を「図る等のため」に、「行なう」を「行う」に改める。
第三条中「図る」を「図り、あわせて社会一般の福祉の増進に資する」に改める。
第十一条中「行なう」を「行う」に改め、第七号を第十号とし、同号の前に次の一号を加える。
九　社会一般の福祉の増進に資する事業を行うこと。
第十一条中第六号を第八号とし、第五号を第七号とし、同号の前に次の一号を加える。
六　商工業に関する施設を設置し、維持し、又は運用すること。
第十一条中第四号を第五号とし、第三号を第四号とし、第二号の次に次の一号を加える。
三　商工業に関する調査研究を行うこと。
第十二条（見出しを含む。）中「手数料」の下に、「及び使用料」を加える。
第十三条ただし書中「六月以上であることを要しない」を「この限りでない」に改める。
第三十条第一項中「二十人」を「三十人」に改め、同条第三項中「商工業者」を「者」に改める。
第五十五条の九を次のように改める。
（手数料）
第五十五条の九　連合会は、定款で定めるところにより、手数料を徴収することができる。
第五十五条の十七第一項中「二十人」を「三十人」に、「十人」を「十五人」に改める。
附　則
この法律は、公布の日から起算して三月を経過した日から施行する。
通商産業大臣　田中六助
内閣総理大臣　鈴木善幸