臨時通貨法に基づいて発行されている貨幣の最高額面は現在百円であるが、最近の国民の経済取引の実情に鑑み、より高額の貨幣が必要とされている。そこで、国民生活の利便性向上のため、新たに五百円貨幣を発行し、五百円の日本銀行券と併せて流通させることとした。具体的には、政府が発行できる臨時補助貨幣として新たに五百円の臨時補助貨幣を加え、その法貨としての通用限度を一万円とするものである。
参照した発言: 第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号