交通事故防止は国民共通の願いであり、各般の交通安全対策を実施してきた結果、交通事故は減少傾向にあったが、最近では増加の兆しが見られ、昭和55年の交通事故死者は8,760人、負傷者は約60万人に達し、憂慮すべき状況にある。この情勢に対処するため、昭和56年度以降の5カ年間において、交通安全施設等整備事業に関する計画を作成し、総合的な計画のもとに交通安全施設等整備事業を実施するとともに、踏切道についても改良を促進するための措置を講ずる必要がある。そのため、交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法及び踏切道改良促進法の一部を改正し、5カ年計画の作成と必要な踏切道の指定を行うこととする。
参照した発言:
第94回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第3号