米の需給が連年の豊作と消費減退により供給過剰となり、食糧管理特別会計の国内米管理勘定で480万トンの過剰在庫を抱えている。政府は生産調整と消費拡大に努める一方、過剰在庫は加工食品原料や飼料用途への売り渡し、輸出等で処理する方針とした。この売り渡しに伴う損失は多額で、一般会計からの一括補てんが困難なため、食糧管理特別会計法を改正し、損失の一部を国内米管理勘定で繰り越し整理するとともに、7年度内で一般会計から計画的に繰入金を行い補てんする制度を整備するものである。
参照した発言:
第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号