農業改良資金制度は、国の助成を受けて都道府県が特別会計から農業者に無利子資金を貸し付け、農業経営の安定と生産力増強を図る制度として昭和31年に発足した。技術導入資金、農家生活改善資金、農業後継者育成資金の3資金を対象とし、借り受け希望も多く貸付枠の拡大等を進めてきた。近年の農業情勢の変化に対応し、優秀な農業後継者の育成確保の必要性が増大していることから、農業後継者育成資金を重点として償還期間の延長を行うなど制度の改善充実を図るため、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号