中小企業信用補完制度は、現在三兆二千億円を超える保険規模に達し、中小企業の事業資金融通に重要な役割を果たしている。しかし、小企業者層では不況の長期化により、担保力や信用力の限界から資金調達が困難となるおそれが生じている。そこで、中小企業信用保険法を改正し、小企業者向け特別小口保険の保険限度額を現行の一企業者百五十万円から二百五十万円に引き上げることで、小企業者層の資金確保の円滑化を図ろうとするものである。
参照した発言: 第76回国会 衆議院 商工委員会 第2号