昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律
法令番号: 法律第85号
公布年月日: 昭和50年12月18日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

景気対策として810億円の道路整備事業費の追加が計上されており、厳しい財政事情から道路の特定財源を充てる必要がある。道路整備緊急措置法では、揮発油税等の収入額の決算額が予算額を上回った場合、その超過分を翌々年度の道路整備費の財源に充てることとなっている。昭和49年度は534億円の多額の決算調整額が生じる見込みのため、本来51年度の財源となるこの調整額を50年度の財源に充てることで、追加された道路整備事業費の財源を確保する特例措置を設けることとした。

参照した発言:
第76回国会 衆議院 建設委員会 第1号

審議経過

第76回国会

衆議院
(昭和50年11月12日)
(昭和50年11月19日)
(昭和50年11月20日)
参議院
(昭和50年12月9日)
(昭和50年12月11日)
(昭和50年12月15日)
昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和五十年十二月十八日
内閣総理大臣 三木武夫
法律第八十五号
昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律
1 昭和五十年度における道路整備緊急措置法(昭和三十三年法律第三十四号)第三条の規定の適用については、同条第一項中「控除した額)」とあるのは、「控除した額)及び当該年度の前年度の揮発油税等の収入額の予算額が同年度の揮発油税等の収入額の決算額に不足するときの当該不足額の合算額」とする。
2 昭和五十一年度における道路整備緊急措置法第三条の規定の適用については、同条第一項中「次の各号」とあるのは、「次の各号(第二号を除く。)」とする。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 大平正芳
建設大臣 仮谷忠男
内閣総理大臣 三木武夫