昭和50年度予算における国民福祉向上と生活安定のための施策実施に要する財源確保の観点から、たばこの小売定価の改定を行う必要がある。現行のたばこ小売定価は昭和43年の改正以来据え置かれており、所得水準の上昇や物価変動にかかわらず定額のため、税負担が低下している。この状況を改善するため、紙巻たばこ、刻みたばこ、パイプたばこ、葉巻たばこの最高価格をそれぞれ引き上げる改正を行うものである。各銘柄別の小売定価は、この最高価格の範囲内で日本専売公社が大蔵大臣の認可を受けて定める。
参照した発言:
第76回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号