近年の海外との交流増大により、海外の家畜伝染性疾病の侵入機会が増加し、昭和48年には国内で初めて豚水胞病が発生した。この事態に対し、緊急措置として政令を制定して対応したが、今後は家畜伝染病予防法に基づく恒常的な防疫体制に組み込む必要がある。また、牛のブルセラ病および結核病は定期検査の徹底により清浄化が進んでいる。このような状況を踏まえ、豚水胞病を家畜伝染病に追加し、患畜等の殺処分を義務化するとともに、牛の検査制度を合理化するため、法改正を行うものである。
参照した発言:
第75回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
十九 豚水胞病 |
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