中小企業信用補完制度は、2兆8千億円を超える保険規模に達し、中小企業の事業資金融通に重要な役割を果たしている。しかし、近年の厳しい環境変化により、中小企業の現実の資金需要に十分対応できない状況が生じている。そこで、中小企業者一人当たりの保険限度額を引き上げるとともに、倒産関連中小企業者の範囲を拡大し、原材料供給減少や需要減少により経営が不安定となった業種も特例の対象に含めることで、中小企業の資金調達の円滑化を図るものである。
参照した発言: 第72回国会 衆議院 商工委員会 第12号